生きていると、思いどおりいかないことばかりのような気がする。それは身の回りの小さなことから社会全体の大きなことまでなんでもそうだ。
だが、どれもたいした違いはない。そういうことはたいてい、人間関係に基づくもので、すべては生きているかぎり逃れるすべは無い。
どれも、『隣の芝生は・・・』のようなもので、うらやましく思ったりすることからはじまる。
思いどおりにいかないことから逃れようがない、などと考えることも意味があまりない。結局のところそれは、他人への嫉妬だったり、自分が勝手に妄想する他人からの視線だったりするのだから、自分でそんなこと考えるのは止めたらいい。
それでも、そのように考えてしまう局面はある。そして人間たるもの、命ある限りその局面局面を、あれこれ考えて乗り切って生きていかなくてはいけない。
思いどおりにいかないことに出会ってしまったときは、「ものごともともとこんなものなのだから」と一晩考え、朝起きたら別の道を考える。
一晩寝たら、嫉妬も妄想もだいぶ薄れる。
そんなふうにしたらいいのだと思うのだけど、どうだろう。