少し前のことになるが、カード詐欺に遭ってしまった。
ネットでの通販、よく使うアマゾンに注文したのだけど、欠品で待てど暮らせどやってこない。そこで、ほかの業者を探して注文したらおかしなページに行ってしまった。その1週間後、カード会社から”こういう買い物されましたか?”という連絡が来た。全く心当たりのない旨を回答したら、ネット詐欺にあった可能性が高いということ。カード会社では不正利用を監視するシステムがあって、私のカードがそれに引っかかって連絡してくれたそうだ。被害は救済されるらしいのでホッとしたけれど、自分に関するものを勝手に他人に使われてしまっているというのが怖くなる。自分の隣に悪人がいるのかと思うと、気持ちも悪くなる。
不用意によくわからないネット業者にはアクセスしないで、大手のところだけを使うのが無難そうだ。
そんなこともあって、安易なクリックには注意が必要だと思っていたのに、今度は仕事でとんだ失敗。原稿書きでテンパっているところにある雑誌から論文査読の依頼が来た。引き受けるかどうするかを決めるまで少し猶予をもらえるので、先週になってから引き受けた。査読期間は2週間あるから、今週いっぱいで返事をしたらいいことになる。と思って、その雑誌の査読を引き受けた時、これとは別の論文に関するメールがきていた。
誰かが、私を共著者に入れてくれた論文だろうと思って、ちょっとのつもりでよけておいたら、そのメールが再送されてきた。もう、とにかく先週はメールを読むのも斜め読みで、いい加減にしていたのがよくなかった。それは別の雑誌からの査読依頼だったのに、うっかりagreeのボタンを押してしまった。そうしたら、その論文も送られてきた。いっぺんに論文査読2本。とても大変なことになった。著者のことを考えたら人ごとだと放しておくわけにはいかない。内容はともかく、一生懸命書いたもの、私も頑張って勉強して読むことにする。査読の場合、読んで内容を理解するところまではいいのだけど、その先の、英語で査読結果をお知らせしないといけないのが大変。これまた、断ったら次はないだろうと思うとやるしかないのだけど、内容をロクに読まないでクリックするからこんなことになる。
何でもかんでも調子に乗ってクリックしてはいけない世の中なのだ。
私が情弱?