こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

27回目の結婚記念日

2018年04月20日 | 家族のこと

昨日は、私たち夫婦の結婚記念日だった。私たちは4月に入籍して、9月に披露宴を挙げたので、結婚記念日は2度あることになるらしく少々ややこしい。色々と理由があってそんなことになったが、今となってはどうでもいいことだ。こうして夫婦円満にやっているということは、その時の選択もあながち悪くはなかったと言えるだろう。

妻へのプレゼントにと花束を買って帰った。大輪の白バラ2本と、それより少し小振りの赤いバラ7本。一応、数にはこだわってみた。

二人の人生の中で一番楽しかったのは新婚時代だ。はじめ、武蔵境、という三鷹の一駅先に住んだ。婚姻届は武蔵野市に出した。入籍した日は、お仲人さんと、互いの両親とそれぞれの親友とで都内のレストランで食事をした。私の親友二人はこのブログでもたまに顔を出す(『63点の人生』、『親友に会いに福島へ』)が、最近ではあまり会うことはない。

今はどうなったか知らないが、中央線の上りは三鷹で各駅停車が加わって少し空くが、三鷹の直前の武蔵境と三鷹の間というのが中央線の中で最も混むところで、朝の通勤時、二人で一緒に電車に乗れないこともたびたびあった。武蔵境には運送会社の寮があったらしく、そこのお兄さんたちの通勤時間が私たちと同じだった。彼らが乗るドアに並んで、妻だけ一緒に押し込んでもらうなんてことまでしていた。妻が勤めていた会社は新橋にあって、私の当時の勤め先より遠かったので、とにかく妻だけでも遅刻させないようにと先に電車に乗せたのだった。貧乏で、何かするといってもどこか遠くへ旅行に行けるというわけでもなく、吉祥寺が近かったので、休みの日には二人で自転車であたりを走り回っていた。

今でも幸せだが、あの頃は若さと可能性だけを頼りに生きていた。だから、結婚生活の中で一番幸せだったと思えるのかもしれない。

新婚時代が一番幸せだった、などといってもいろんなことを忘れてしまった。27年も前のこと忘れてしまうのは当たり前だし、思い出というのは嫌なことも忘れてしまうからいいのだから、仕方がないとはわかっているけど少し残念だ。

色々あったことも

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