夢の話を人にはするな、というのは私が尊敬しているかつての上司の言葉だ。この人は、精神分析などについて興味を持って一時期夢についてずいぶん勉強したことがあったそうだ。私が、夢の話をした時に、人にそういうことは言わないほうがいい、と言われたのだが、この先の人生もそう長くはないわけで、いまさら自分のキャラクターがどうであろうと知ったことではない。それにそもそも夢の話だし、よくない夢はすぐに忘れてしまう。
しばらく前に見た夢は、家族4人とコロとナイトで仲良くハイキングしているというものだった。家族仲良く一緒にいるというのは吉夢だそうで、まだ忘れていない。
ところが、昨晩少々苦しくなる夢を見た。
その夢というのは、医師国家試験の受験勉強をしている夢で、試験まであと1、2日ぐらいしかない状況。
私が苦手な疾患について詰め込もうとしているのだけど、夢を見ている本人が苦手な疾患についてだから、一体何が書いてあるのかてんでわからない。一緒に勉強をしている友人が、参考書のどこそこに書いてあるから、そこをやったらいいとアドバイスをしてくれ、慌ててそこをチェックしていたところで目が覚めた。
その苦手な疾患が何かということは置いておいて、一緒に勉強していた友人というのが仲の良い現在某大学の教授をしている医者だった。
試験の準備をする夢、というのは知識欲のあらわれでそう悪いものではないらしい。登場人物については調べてないが、おそらくはその友人への尊敬の念のあらわれなのだろう。
あせって勉強していたというのが、少々気になるが、実際その疾患の診断となるといつも緊張してしまうので、仕方あるまい。病院に着いたら、さっそく教科書で勉強しよう。あせって勉強するというのが学生時代と同じというのがちょっと残念だ。
あれも、これも