こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

第109回日本病理学会総会はWeb開催に

2020年03月23日 | 病理のこと、医療のこと、仕事のこと
4月16日から福岡で開催予定だった第109回日本病理学会総会だが、残念ながらWeb開催となった(第109回日本病理学会総会)。コロ健、口演発表の予定だったので現地に行くつもりで、そろそろ準備を始めなくてはと思っていた矢先のこと。これまで準備をされてきた会長はじめスタッフの皆様のこれまでのご努力を思うとお気の毒としか言いようがない。巡り合わせが悪かったということだ。そろそろ準備をと思っていたが実際のところやるかやらないかわからない状況で、いまひとつやる気が起こらないでいた。結局は発表スライドを作ることになるらしいが、いつまでに何をしろというのが決まったらそれの方が楽だ。
学会一つでもこうなのだから、オリンピック、パラリンピックの準備をしている選手たちがモチベーションを維持するのは相当な苦労だろう。でも、今夏の開催はほぼ絶望的だろう。かといって、では、どうすればいいのかは、誰にもわからない。いずれにせよ、組織委員会はできる限り早めに決断を下すべきだ。

都心の駅で乗り換えると、相変わらずの人の多さ。若者が、カラオケだ、クラブだのと馬鹿話をしながら歩いているのを聞くと呆れて物が言えなくなる。日本だって、いつヨーロッパのようになるかわかっていないのだろうか。きっと誰一人歩いていない街を想像できないのだろう。
我慢

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コロナ禍をきっかけに世界よ仲良く幸せに

2020年03月23日 | 自然災害・事故・感染症
新型コロナウイルス感染症(COVID 19)の世界的感染拡大は燎原の火の如くとどまるところを知らない。欧米各国は対応に追われていて、多くの方が亡くなっている。発症から亡くなるまで10日前後と急速に進行して亡くなる方もいるようで、単なる上気道感染症ではなく、深刻な状況になりうるということを自覚しておかなければいけない。不幸にもこの新たな感染症によって命を落とされた方々へお悔やみを申し上げます。

人類とウイルスとの戦いと書いてから1ヶ月半たった(これはある意味人類対ウイルス - 2020年1月29日)。2月いっぱいが山になるだろうと思っていたが、3月12日にWHOがパンデミックを宣言し、感染封じ込めの包囲網はついに決壊。とはいえ誰もが、いつかはこうなると思っていたし、案外遅かったという気もする。流行が始まった時点で中国の人は日本中津々浦々にいたし、そもそもインバウンドで潤っていたのだからそのこと自体は何とも言えない。そして中国のおかげで潤っていた人が数多くいたということは世界中、どこも一緒なはずだ。日本はさすが島国、国内での感染拡大は、ある程度封じ込めているが、ヨーロッパ旅行からウイルスを持ち込む人があとを絶たないのは伏兵あらわるという感じだ。アメリカは事実上鎖国のようなことをしている。それ以外の国も国境封鎖などしているが、そのこと自体にどれほど意味があるのかわからない。いずれにしても、国境も国家も感染症の前には意味のないものだったということが明らかとなったのではないか。

この”新型コロナウイルス感染症禍”を機に世界はもっと仲良く幸せな共同体なることはできないか、そもそも国境とか国家というものに意味などないと世界人類が自覚できないだろうかと思った。たとえ小さなフラワーポットの中であってもそれぞれの花は美しく咲くことができる。
今や自動翻訳機の進歩により、神がバラバラに乱したという言語の問題をクリアしつつある人類、世界の言語を合わせても7000余りというのだから、C3POとまでいかなくても、誰とでも胸襟を開いて話すことができるようになる日は近い。神は再び人類に試練を与えようとしているのか、それともこれこそが新たなる試練なのか。そんなことをいっても、それより別の障壁がいくつもあるのはよくわかっているが、それでも希望を持っていきたい。
塞翁が馬

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