こんな気持ちでいられたら・・・一病理医の日々と生き方考え方

人生あっという間、私の時間もあと少し。
よりよく生きるにはどうしたらいい?

新型肺炎、ヤマ場の二週の一週目がまず終わり

2020年03月06日 | 自然災害・事故・感染症
雨は降ったり止んだり、三寒四温。花粉症で鼻はムズムズするし、皮膚もチクチク埃っぽく、いよいよ春らしくなってきた。
夜明けはほんのりと美しく、ムスカリの花が次々と顔を出し始めた。


今週は、新型コロナウイルス(COVID-19)感染症についての話に終始してしまった。
何か大きなことが起こった時、すべての人が納得できる様な解決策というのはなかなかない。あとから、検証するのは当然のことだから、原発事故、津波被害についてと同様、この新型コロナウイルス感染感染症についても将来検証することになるだろう。そのための記録を逐一残していくことが大事で、専門家会議の議事録(音声データも!)の保存などを極力行う義務が、政府にある。政治家、役人には寿命、任期があるが、国は未来に続く。その未来のために行なった対策を忘れず、検証していくことが大切だ。勇気を持ってそうしてほしい。人間はミスを起こすものだから恥じることはない。これは政治というよりは、感染症対策なのだから、政治は結果がすべてなどという必要はないだろう。

これだけ、感染拡大の危機に瀕しているにも関わらず、これまで爆発的な広がりを呈していないということは、日本人の衛生意識の高さ、国民性によるところが大きいと思う。ほうぼうで感染クラスターの形成があって、状況は予断を許さないが、感染拡大対策の一週目が終わる。免疫力の低下した中高年者が狙い撃ちにされているという状況ではあるものの、致死率の高い疾患ではないということもわかってきた。罹ったら最後というわけではないので、落ちついて対応したらいい。
通勤電車内での感染の不安は依然拭えないものの、うがい手洗い咳エチケットで、国民一緒に来週を乗り越えたいものだ。
その先のことはその時に考える

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