空は薄暗く、突然大雨が降りまたやんでの繰り返し。
When it rains it pours.
大学受験の時に暗記した慣用句を思い出す。
これがはるか南でうろうろしている台風11号の影響かと思うと、ついでにバラフライエフェクトも。

来年度予算概算要求が明らかとなり、「事項要求」となっている項目の多いことが話題となっている(来年度予算案概算要求 「事項要求」が相次ぎ財源が課題に 2022年9月1日NHK)。
ざっと見たが、岸田内閣が掲げる”新しい資本主義”に沿った内容で、さすが日本の官僚は優秀だ。
この”新しい資本主義”、まとまったものとして出されたのは6月7日となっている。
「事項要求」が多くなってしまったのは時間不足で金額を確定することはできなかったためだろうか。
岸田首相が掲げる”新しい資本主義”について、あれこれ文句を言っている人がいるが、それが果たしてどんなものなのか理解しているのか疑問に思う。
仮にも私たちが”選挙を通じて”選んだ政権が推進する政策、文句を言うなら、まずはその言い分を聞いてからでも遅くはない。
は内閣府のホームページから閲覧可能で、本文だけでも35ページもある夢のような計画だ。
わかりやすく、納得できる内容で、高校の社会系授業のテキストにも使えるような気がした。
そんなことは到底無理なのだろうが、ではオバマ元大統領の演説は英語の教材になるのにどうしてこれはダメなのか、とも思うほど。
日本が今置かれている危機的状況を客観的に認識していて、権威主義的国家群との対決(強権国家とは言わないそうだ)を辞さないことなど、ほかにも岸田内閣は言行一致だと感じる点が多い。
経済政策がおろそかだという指摘があるが、官民連携といういわば国ぐるみで没落しつつあるこの国を立て直そうという基本的コンセプトは重要なのではないか。
昔、
言語明瞭意味不明瞭
という総理大臣がいたが、こうしてみると岸田総理は確かに丁寧に説明していて、意味も明瞭だ。
国葬と統一教会の問題で政治的空白が生じかけているのは残念な話で、そのようなことへの対応よりも、各「事項要求」の精査をした方がいいような気がする。
今後、国の機関は、”新しい資本主義”に沿った予算をたてて各省庁に上げていくだろうが、それらが無駄遣いにならないことを願う。
やっている感よりやっている内閣
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