すっかり涼しくなって、今日はジャケットを着て出てきた。
これからしばらくの間は外出するにも少し服装にも気をつけたい。
それにしてもこの秋の連休”シルバーウィーク”、3連休二つというだけでどうもしょぼい。
敬老の日とシルバー世代を引っ掛けているのだろうが、そんな65歳以上の高齢者をのためにわざわざ中型連休としてアピールする必要もあるまいにと思う。
仮に私のようなアラカンまで含んでいるのだとしたら、それは夏バテで疲れ果てた人間への思いやりだろうか。
いずれにせよゴールデンに対してシルバーとは、夏の終わりとともに、どうもたそがれてもの悲しい。
日本は祝日が多くないだろうか(年間17日)。
そうでもしないと日本人は休まないので、外圧もあって週休2日にしたのにそれでもやすまないから祝日を増やしたのだろうか。
フランスのように有給休暇を増やして、みんながバラバラに休みを取れるようにしたら帰省ラッシュも緩和されるだろうし、そのうち産休、育休の問題も解決されるだろうになかなかそうならないのは残念。
自分自身を振り返ると、駆け出しの頃は病理診断の勉強と研究とで朝から晩まで12時間は大学にいた。
もちろん、土曜は休みじゃなかった。
遺伝子導入をした大腸菌のプレートが心配で日曜日に研究室に行ったことなど何度もある。
病理は当直がないので、必ず1日1回は帰宅していたのがせめてもの救いだったかもしれない。
そんな仕事漬けの生活は今やナンセンスで、部下が根を詰めて仕事をしたらそれをやめさせることができなくてはならない。
さまざまな分野で中国や韓国に追いつかれ追い越されたことはもう認めざるを得ないことだ。
おそらくそれらの国の人たちはかつての日本人のような仕事量でやっているのではないだろうか。
中国のように人海戦術で来られたら太刀打ちできない。
いずれにしても日本人は働きたくてもリミッターがあって働きたくても働けない。
このままでは沈んでいくばかりだ。
ただ、日本人には、オリジナリティーがある。
製品とは、ドイツ人が発明アメリカ人が製品化イギリス人が投資フランス人がブランド化イタリア人がデザインを美しくして日本人が小型化と高性能化に成功する(以下略)
というジョークがあるが、これだと日本人にはオリジナリティーがないようだが、多くの伝統工芸は日本独自のものだ。
韓国は芸能文化を産業とし、日本の十八番だったアイドル文化を奪い去ってしまった。
古くはクロサワ映画の伝統を育てることができず、この先、ジブリ映画の後継者が出て来なかったらこの方面での日本の将来は暗い。
伝統工芸、伝統芸能、そういった日本独自の文化・産業を国が先導して盛り上げていくことができたら、日本の将来はまだまだ明るいと思うが、どうだろう。
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