勢力の強かった台風11号は日本海を北上していき、日本列島直撃とはならず、大きな被害は出なくてよかった。
昨夜は早めに寝たので、夜中にマルチーズのコロ(15歳)の苦しそうな泣き声に起こされてしまい断続的ではあったが、トータルの睡眠時間はそこそこ稼ぐことができた。
脳圧が亢進していて、頭痛がひどいのだろうというのが獣医さんのお見立て。
今年も結婚記念日を迎えることができて、ホッとすると同時、私たちの結婚生活の半分はこのコロと共にあったと思うと感慨深い。
今、こうしてお別れまでの最期の面倒を見ていても、この子を飼ったことを後悔することは何一つない。

東京オリンピックをめぐる贈収賄事件は止まるところを知らない広がりを見せている。
なんとなく、リクルート事件の時のようで、人間考えることはたいして進歩しないし、何も学習しないということを思い知らされる。
貧乏な国になりかけている大ピンチの時に、天文学的な多額の費用をかけた東京オリンピックで一部の人がインチキをしていたというのはどうしても許せない。
100万、200万などはした金ということかもしれないが、それも積もれば大金だし、そもそもそんなことをしていたら規律が緩む。
贈賄側とされる大阪の広告会社は博報堂の関連会社だとかで、では、広告業界全体で東京オリンピックというパイを分け合う談合をしていたんじゃないかと思ってしまう。

日本には一見、特権階級があるようには見えないが、あるところにはある。
特権階級にある人は、その特権を一族内で継続させていくためにあの手この手を講じる。
家業が実業であれば、それを継いだ人には経営手腕が求められ、生かすも殺すもその人次第なので納得できるが、そうでない業種の人も多い。
貴族とかそんな人たちだが、それに相当する人たちは自分達は(賄賂をもらうとかの)インチキをしていいと勘違いしてしまうのはなぜなのだろか。
品なく金に群がっているだけの人たちがなぜ上流階級かのように扱われるのはなぜか。
まあ、源氏物語もそのような視点に立って読めばあの頃の貴族達がそんなに品のいい人たちではなかったことを思い出す。
オリンピック委員会などというのも貴族的な人の集まりであり、そうして考えると選手は昔の剣闘士のようなものだが、それでも、平和の祭典が開催されているのはいいことなのだろう。
いずれにしても、このままではモラルハザードによってこの国はダメになってしまうので東京地検特捜部には頑張って世直しをしてほしい。
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