新潮文庫の100冊、というのはいつから始まったのだろう。こういうことを考えるとすぐにググってしまうのが悔しいが、ググってしまった。すると、1976年から毎年夏に行っているキャンペーンということだ。ちょうど私が中1で、通学途中に本屋で文庫本に触れるのと同じタイミングだったということか。まあ、その時以来この帯のついた文庫本はよく読んだ。9年前の夏に、このことに触れていて面白い(”プロフィール変更” 2010年8月4日)。
ラインアップが変わるというのは意識していなかったが、今や古典だけではないようで、女性作家の読みやすそうな2冊を選んで読んだ。
読んだ本の数:2
読んだページ数:441
ナイス数:74
どの作品も読んでいてなんとなく居心地が悪かった 自分の心に正直に生きる女性の物語に違和感を感じたのだ。でも、これこそがこの作品集の優れたところなのだろう。女性には男性と異なった感覚の性欲、愛欲があり、それを求めることはまともなことなのに違いない。男である私には女性に貞操であることを押し付ける気持ちがあるから、登場する女性に対して違和感を感じたのかもしれない。もちろん女性から男性に対してそう考えるということもある。女性についての良い勉強ができました。
読了日:07月11日 著者:江國 香織
なんだか、最初はブログを読んでいるような感じだったけど、読んでいるうちにその”感じ”がこの人の作品のいいところだということに気がついた。いずれも読みやすく、親しみやすい作品で、よかった。
読了日:07月04日 著者:津村 記久子
今村さんもそのうちに
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