今年もいよいよ最後となった。昨年の今頃は大雪で大変だったが、今年は一転しての暖冬。雪が少ない。おかげで、山の方まで車で行けるのでうれしい限りだ。ただ、冬鳥はどうなんだろう?雪が少ないのは良いだろうが。30日、31日と今年の鳥見納めだ。30日は天童市の舞鶴山に行ってみたが、けっこう雪があり、原崎沼に移動した。カモたちは沼いっぱいに溢れていた。 松の木の下からざっと見渡してみると、マガモ、カルガモ、オナガガモ、ヒドリガモ。ヨシガモもいる。ヨシガモの頭のグリーンが好きなので、数枚パチッ。沼の奥のほうを見ると、コガモが多い。ミコアイサ♀1羽見つけた。それから、「いないかなぁ~。」と、コガモの群れを探していくと、あっ!いたっ!トモエガモ♂。やっと見つけた、あこがれのカモちゃんだ。コガモたちの中で、くつろぎタイムのようだ。ここからではあまりに遠すぎるので、飛ばれることを覚悟で、観察塔の方から回りこむことにした。案の定、ちょっと近づいたり、姿が見えたりしただけで一斉に飛んでしまった。土手の木にかくれて探したが、見つけることができなかった。仕方なく北側の土手に戻って、再度探したが、見つけられなかった。非常に残念だ。ただ、くちばしの根元のところに白斑のある♀タイプのカモを見つけた。図鑑で調べると、どうやらトモエガモの♀のようだった。それにしても♀は地味で難しい。お昼になったので、家に帰り、この日の鳥見は終了となった。そして31日。今日は朝から青空の見える良い天候だ。これは、昨日のトモエガモに会いに行かなくっちゃ。沼に着いたのは9時半頃だった。沼の様子は昨日と変わらず、カモたちは年末の慌しさなど関係なく、のんびり・のんびりだった。早速トモエ探しだ。「トモエちゃ~ん。どこ~。」と、ひたすらスコープをのぞくも見つからず。昨日飛ばして、そのままいなくなってしまったのだろうか?こんなことなら、昨日動かずにおとなしくしていればよかった~。この日は、ミコアイサ♀2羽を確認できた。それから、トモエちゃん♀タイプも1羽確認。
しかし、いつまでも探しても時間がもったいないので、左沢のマイフィールドに戻った。ここでは、早速ノスリが近くに止まって歓迎してくれた。それから、昨日と同じくカシラダカが群れで木に止まっている。中におなかが黄色い鳥を発見。わき腹に縦斑があり、アオジだった。チィーと声がした。カワセミだった。今の時期カワセミを見たのは初めてかもしれない。雪のある地方では冬季、暖かいところに移動すると図鑑に書いてあったが、今年は暖冬だからだろうか。そんなことで、今年の鳥見納め、最後はノスリとアオジ、カシラダカとカワセミとなった。また来年、いろんな鳥たちに出会いたい。
【出会った鳥たち】カシラダカ・ノスリ・オオタカ・カワセミ・ツグミ・ヨシガモ・トモエガモ♂1♀1・マガモ・カルガモ・コガモ・ヒドリガモ・オナガガモ