きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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オジロワシ’23.3/9

2023年03月20日 | 村山地方
いつも貴重な鳥情報をくれる鳥友人より、今回、またまたビッグな情報が。近くの最上川流域にオジロワシが2羽出てるとの事。これは、行くしかない!翌日、天気が良いので早速現場に急行。堤防を車で進んでいると、左前方の最上川の様子が・・・凄いことに。万はいるのではと思えるほどの数のカモが川の上を乱舞状態。というか、パニック状態のよう。「これはきっと、猛禽がアタックしているに違いない。」と思い、急いで車をとめ、双眼鏡でチェック。すると、案の定、オジロワシがカモの群れの中で飛び回っている。しばらくすると、オジロワシを見失ってしまった。カモたちも少しずつ落ち着きを取り戻し、少しずつ水面に着水する。車をゆっくり進めると、今度は、川の中でバタつく大きな翼が目に入った。車をとめ、急いでカメラの準備をする。これは、オジロワシが獲物をつかまえたに違いないぞ。オジロワシが川から出る前に何とかカメラを向けることができた。翼をバタつかせながら少しずつ川べりに近づき、何とか川から上がることができた。
<カモを捕獲!>

川向こうのため遠く、双眼鏡での観察ではわからないところもあるが、捕らえたのはどうやらオナガガモの雌のようだ。首元をがっちりと鷲づかみにし、食べやすいところに移動していた。
<食事風景>

情報では、オジロワシは2羽との事だったが、1羽しか見当たらない。移動したのかと思ったが、しつこく探すと、食事中のオジロワシからやや離れた所にもう1羽を見つけた。雪の消えたところに、樹木の切り株のようにじっと動かなかったので、まさかそれがワシとは気づかなかった。その後、食事中の個体の近くに飛んできた。でも、獲物を横取りしようとするような様子は見られず、うまそうに食べる様子をちらちらとチラ見しているようだった。
<2羽で>

食事中のところにハシボソガラス1羽が近づいてきた。おこぼれにあずかろうという魂胆と見た。しかし、そこは百戦錬磨のオジロワシ。カラスに背を向け、隙を見せない。カラスは、仕方なく、オジロワシの羽根をちょっとくちばしで噛むくらいにして離れて行った。それからしばらくして、今度はもう1羽のオジロワシのところにカラスが少しずつ集まってきた。7,8羽くらいになった。そして、オジロワシをぐるっと囲むようにしてちょっかいを出し始めた。まるで、「か~ごめ~、かごめ。かごの中の鳥は、いついつ出はる。」と歌っているかのよう。それにしても、カラスが小さい!って言うか、オジロワシ、でかっ!
<カラスがカゴメ・カゴメを>

1時間ほどすると、2羽とも上流の方に向かって飛んで行ってしまった。十分に楽しませてもらったので、大満足。
<飛び去る>

これまで観察したオジロワシは、木にとまっているところか、飛んでいくところだったが、今回は、カモを狩って食事をしたり、カラスにちょっかい出されたりと、様々な場面をじっくり観察することができ、貴重な時間を過ごすことができた。情報をくれたSさん、有難うございました。




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