きまぐれ鳥見んぐ

野鳥たちとの出合いを求めてのきまぐれ鳥見日記

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山形市霞城公園’06.9/16

2006年09月17日 | 県内の鳥見

小鳥たちの秋の渡りが始まった頃なので、今日は山形市の霞城公園に行ってみた。朝8時半頃家を出たが、山形市陣場から車がノロノロ運転になった。まあ急ぐこともないので、のんびり車を進めたが、霞城公園に入ってびっくり!駐車場が満杯だった。野球場の駐車場も体育館の駐車場も満杯だ。どうやらいろんな大会が開かれているようだ。何とか空きスペースを見つけて車を止めることができた。あちらこちらから歓声が上がりにぎやかだ。これじゃあ、鳥は出ないかも・・・と、ちょっと心配なスタートだ。鳥の鳴き声は全くしない。虫の鳴き声だけが聞こえ、秋の気配を感じる。お堀の土手でしばらく待っていると、小さな鳥が動くのが見えた。コサメビタキだ。大きな目がとてもかわいい。5,6羽見つけることができた。桜の木の上のほうをトケン類が飛んだ。カッコウかツツドリか。今年の毛虫の発生はどうだろう?Cimg1894 幹の太い大木の下のほうで下面が黄色っぽい鳥を見つけた。なかなかじっとしてくれず忙しそうだ。キビタキの♀のようだ。このあとオオルリの♀も見つけることができた。色合いがキビタキ♀と似ているが、大きさが明らかに違う。オオルリ若も見つけることができた。写真には撮れなかったが、久しぶりにルリ色を見ることができラッキーだった。歩く先々で、ネクタイの細いシジュウカラがさかんに動き回っていた。虫とりに忙しそうだ。しばらくじっとしていたら、黒っぽい鳥が下の草むらに降りてきた。クロツグミだ。さかんに草むらをつついて、虫を探しているようだ。この時期ここでクロツグミを見たのは初めてだ。何回かシャッターを切ったが、何せ暗くてブレブレ状態だった。そこに、ゲートボールの練習をしていたおじさんが声をかけてきた。「何か来ったが?」「さっきキビタキの♀いましたよ。」と言うと、「おぉ、キビタキなぁ。この前、こごさハヤブサ来ったって言ってだっけなあ。」と教えていただいた。来た道を戻ると、上からアブラゼミがバタバタしながら落ちてきた。涼しくなって飛べなくなったのかな????と、近づいてつかまえようとしたら・・・、なんとスズメバチ(こちらではカメバチと言っている)がくっついている。セミがハチに襲われた瞬間だった。地面でアブラゼミがバタバタと必死に逃げようとするが、カメバチの一刺しは強力だ。Cimg1940 次第にバタバタが弱くなり、ついに動きが止まってしまった。カメバチは強力なアゴで食いついている。自然界の厳しい現実を見せつけられた気がした。地中で何年か生活し、やっと地上に出て短い生命を全うしようとするセミ。そのセミさえもハチの食料になってしまう。ハチだって食べなければ自分の生命が危うくなってしまうのだ。今日は、人が多すぎてあまり期待していなかったが、思いのほか様々な場面に出会うことができた。

【出会った鳥たち】コサメビタキ・キビタキオオルリ♀・オオルリ若・クロツグミ♂・トケン類

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