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強靭なフィジカル(ネネ)

2007-05-16 23:03:22 | 浦和レッズ
今まで、レッズの現役選手の中で、意図的にブログに載せることを避けていた選手が一人います。それはDFのネネです。なぜなら、ネネには足が遅いという大きな弱点があって、ブログに悪口を書くのは避けたいという意図がありました。しかし、前節のG大阪戦で、ネネは気合いのプレーを見せてくれました。いいことを書けるならということで、ネネを話題にしてみます。

ネネはブラジル人で、代表歴はないですが、欧州のチーム(ポルトガルとドイツ)に二度移籍した経験があります。おそらく、CBに必要なフィジカルの強さや高さを十分持っていると認められたのでしょう。しかし、ネネはチャンスだったこの二度の移籍で、結果を出せませんでした。レギュラーポジションを取るには至らず、二度とも一年限りでブラジルに戻っています。

そのため、既に29歳になっていたネネのところに来た、浦和からのオファーは最後のチャンスと言ってもいい状況でした。当時は、坪井が太ももの筋肉を断裂する重傷を負ったため、どうしてもDFが必要だった浦和に、ネネは馴染みました。左利きのネネにとって、浦和で与えられた3バックの左ストッパーは天職でした。相手FWを止めるフィジカルと、左足から繰り出す正確なフィードで、浦和の2004年の2ndステージ優勝に貢献してくれました。

しかし、翌2005年はネネにとって、苦しい年になりました。まず、負傷していた坪井が復帰して、3バックのポジションが一つ減りました。それでも、左利きのストッパーは貴重なことから、ネネはチームに残りました。しかし、ネネは交代出場した試合で、靱帯断裂の重傷を負ってしまいました。翌年の開幕にも間に合わない怪我で、そのまま解雇の可能性もありました。

しかし、ネネは不屈の闘志を見せて、翌2006年の後半戦でポジションを奪い返しました。確かにネネの足の遅さを突かれる場面もありましたが、欧州でプレーしたこともある経験で、ある程度カバーしてくれました。

ただ、ネネも今年で32歳です。そろそろ後釜を考えないといけない頃です。もういいプレーは見られないかもと思っていましたが、G大阪戦で見せたパワフルなヘディングや、バレーに競り勝ったフィジカルなど、私の心に残るプレーでした。ネネの契約は7月限りなので、延長がなければ最後の姿かもしれませんが、いいプレーを見せてくれたことは思い出に残るでしょう。
コメント (2)
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