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オジェックの新たなオプション(5/23浦和対シドニー)

2007-05-24 20:52:18 | 浦和レッズ
昨日の試合は、皆さんご存じの通り、引き分けでも決勝トーナメント進出が決まる試合でした。浦和は慎重策を取り、攻撃は小野伸二、ポンテ、ワシントンの3人に任せ、引き気味に戦ってきました。オジェック監督は慎重策はあまりやってこない監督ですから、この戦い方には正直、びっくりしました。ただ、私は慎重策で戦って欲しいと思っていたので、シドニーFCのいいところを消しに行く戦い方は悪くないと思います。

シドニーFCは、代表のコンフェデ杯で来日した経験のあるズドリリッチの1トップで、サイドのウイングの12番(左)、14番(右)も中に入ったり、サイドをえぐったりと変幻自在の攻撃を見せました。また、彼らにパスを出しているボランチの16番もいい選手で、ロングキックの精度が高かったです。

シドニーFCは最初は長身を生かしたロングボールが目立ちましたが、次第に埼スタのピッチに慣れてくると、しっかりつないでサイドにはたくクロス主体のサッカーをしてきました。ACLの3試合のホームゲームの中では、一番組織的で強いチームでした。

浦和は闘莉王が負傷欠場しているから、このクロスを跳ね返せるか多少心配になりましたが、リベロに入った堀之内が正確に応対してくれました。堀之内はズドリリッチが相手でも、決して負けていなかったです。多少、クリアボールを相手に拾われるプレーがあり、相手のボール支配率が高くなりましたが、とにかく競り負けなかったDFラインはよく頑張ったと思います。

また、枚数が決定的に足りず、どうしてもシュートが少なかった攻撃陣も、やるべきことはやってくれました。それは、相手ペースの時間を長くしないように、攻撃の場面である程度キープすることです。小野伸二やポンテはボールコントロールの巧みさを見せて、少なくともクロスまでは上げてくれました。

真ん中にワシントン一枚しかいないことが多かったので、なかなかシュートまで行きませんでしたが、守備的なゲームプランの中ではこれが精一杯でしょう。シドニーFCは浦和の名古屋戦を見ていたらしく、その試合で活躍した相馬は徹底的に消されました。ネネのスピード不足も知っていました。そういった情報を実行するだけの力を持っているチームでした。そんなチームに、狙い通り引き分けに持ち込んだこの日の浦和は、よくやったと思います。
コメント (2)
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