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放心状態(12/1横浜FC対浦和)

2007-12-01 17:36:38 | 浦和レッズ
まったくいいところがなかった敗戦です。立ち上がりの横浜FCを見れば、隙は結構あると思ったのですが、浦和の出来が悪すぎました。やはり、サッカーは流れのスポーツで、鹿島戦で手放した流れは自分たちに戻ってきませんでした。

横浜FCの攻撃は1トップのカズがポストプレーヤーではありませんから、サイドのカタタウを使ってスピードで攻めてきました。この比較的単純な狙いに、浦和DFは対応できませんでした。ネネはもともと足が遅いから仕方ないとしても、左アウトサイドで復帰した本来俊足のはずの平川まで対応できなかったのはまずいです。

これで、横浜FCは流れをつかむことができました。マイボールのスローインやCKを取れればチームも元気が出るはずです。失点の場面は、阿部勇樹がカズとの1対1の場面で抜かれたのがきっかけですが、真ん中には根占一枚だったのですから、手の打ちようはあったはずです。

しかし、本当の敗因は点が取れなかったことです。この試合が始まる前の時点で、引き分けでは優勝できないことはわかっていたはずです。そのため、攻撃陣は最低1点、失点もありうるので、できれば2点というのがノルマだったはずです。それが無得点では、言い訳はできません。昨年はあれほど切れていた、ワシントンの個人技と決定力は、この日は完全に不発に終わりました。

ただ、ここまでの事態を招いたのは、浦和自身がACLの激闘の厳しさを十分にわかっていなかったことも理由だと思います。オジェック監督はベストメンバーにこだわりましたが、それはこだわらざるを得ないほど、サテライト組とは力の差があるということにもなると思います。今年のACL優勝とリーグ戦の敗戦で、それは十分にわかったでしょう。

ACLの上位進出を仮定してチームを作るのは、敗退した場合に戦力がだぶつくリスクがあるので、危険な賭けではありますが、ここまでのコンディションの低下が実際に起きた以上、来季は相当の選手層のてこ入れが必要と感じます。
コメント (5)
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