Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

パススピード(12/16ACミラン対ボカ・ジュニアーズ)

2007-12-17 15:44:21 | ワールドサッカー
昨日は横浜国際競技場にいたので、当然ミラン対ボカも見ました。まず、驚いたのが、浦和対サヘル戦のスピードに慣れた目で試合を見ると、ミランのパススピードにしばらくは目がついていけなかったことです。さすが、FIFAの公式大会の決勝戦ですから、審判も超一流でプレーはほとんど切れないし、一回取れば素早く攻撃につなげます。

これまで、欧州代表がクラブW杯に賭ける気持ちには若干弱いところがあって、コンディションが整わず南米代表に足元をすくわれていました。しかし、今回のACミランは1週間前に来日してコンディションを調整し時差対策も万全でした。

今や世界最高レベルの選手になったカカは、その個人技が冴え渡り、何人もに挟まれた狭いスペースでもボールをキープできました。また、柔らかいタッチのパスを出すピルロの存在感も抜群で、前半5分でいきなりインザーギの足元へ正確なパスを送っています。

対するボカは、バネガをトップ下に置き、バタグリアの1ボランチでカカに対抗しようとしました。しかし、本気で来れば、世界中から代表選手を集めているACミランの方が地力は上です。インザーギの先制点は、カカが個人技でこじ開けたところから決まっています。

ボカも、アルゼンチン代表のパラシオのゴールで一時は同点に追いつき、勝敗の興味は後半につなぎました。しかし、慎重策に思えたミランの1トップは、逆にカカやセードルフが後ろから走り込むスペースを作るための布陣でもあったのです。左右に振り回され続けたボカの中盤はとうとう持ちこたえられなくなり、ミランの3連続ゴールで、試合の決着はつきました。

やはり、生で見る世界のトップレベルは違いました。これが相手では、浦和レッズが対抗しようというのはまだまだです。私はこのブログの文章のネタにするために、試合中メモを取っているのですが、このミラン対ボカではあまりにも速い展開に、メモを取る手を止めざるを得ないことが何度かありました。

浦和戦だと、まだまだ十分にメモを取る時間がありますから、私の観戦記録が取れなくなるくらいに、浦和のサッカーがスピードアップしてくれることを期待したいものです。
コメント
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