Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

意外な一撃(12/9エトワール・サヘル対パチューカ)

2007-12-09 17:18:42 | ワールドサッカー
今日はクラブW杯の準々決勝のエトワール・サヘル対パチューカを見に国立まで行ってきました。その途中で銀杏の落ち葉がきれいだったので、本文とは関係ないですが載せます。私はこういう未知のチームを見るのも結構好きで、どんなチームだろうと探りを入れながら見ています。

エトワール・サヘルはアラブ圏のチュニジアのチームらしく、組織を重んじた堅守速攻のチームです。布陣は清水と同じ、中盤をダイヤモンドに組んだ4-4-2です。これに対し、パチューカは組織サッカーのイメージがあるメキシコのチームらしくないチームです。それは、3-5-2の布陣ながらトップ下の7番(アルバレス)が全然守備をせず、どうしても相手ボランチに楽にパスを出されてしまうという、明確な弱点のあるチームだからです。

しかし、このアルバレス、ボールを受けるセンスとパスを出すセンスには輝くものがあります。組織サッカーが好きなタイプの多い、Jリーグの監督なら使いたくないと思われる選手ですが、うまく相手の守備から逃げて、フリーになるセンスはさすがです。試合を通じて、優勢なのはパチューカに思えました。

アルバレスのパスだけではなく、運動量の多いFWの19番や、アルバレスの穴を埋める負担が大きいはずの8番も輝いていました。逆に、サヘルのトップ下の10番は守備はしてくれますが、ボールを受ける機会が少なかったです。サヘルのシュートは遠めからの強引なものが目立ち、なかなか決定的な形を作れませんでした。

特に運動量の落ちる後半は、アルバレスという切り札を持つパチューカがかなり押し気味に試合を運びました。サヘルのファウルが多くなり、パチューカの19番の強烈なFKが次々と飛んでくる展開でしたが、サヘルのGKが耐えて0-0のまま終盤まで勝負を持ち越しました。

この結果、意外なドラマで終了4分前に均衡は破れます。サヘルの24番、1ボランチで試合中ほとんど上がってこなかったナリーのシュートは、パチューカのDFに当たってコースが変わり、ゴールネットを揺らしました。その結果の1-0です。

次の相手はボカということになりますが、組織サッカーで比較的慎重に戦うサヘルは、ボカにとってはやりやすい相手に思えます。ボカに勝つ可能性なら、パチューカの方がアルバレスの個人技があるので高いと思ったので、少し残念?ではありましたが。
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こんなことがあるのか(12/8広島対京都)

2007-12-09 10:23:38 | 他チーム
J1,J2入れ替え戦は、何としても来季J1で戦うんだという闘志がぶつかる試合なので、大抵は熱い好ゲームになります。そのため、昨日はテレビで見ていました。いつもはがらがらの広島ビッグアーチが、よく埋まり、浦和を思わせるような紙での紫と白の模様の出現など、いつもと違うという雰囲気は良く出ていました。

第1戦は2-1と京都が勝っていますから、広島はこの試合には勝利が絶対条件です。前半は、完全に広島がペースを握りました。京都の3バックの両サイドをうまく突いて、サイドから何度もクロスが上がりました。「走れるファンタジスタ」と言われる柏木も中盤の広い位置に顔を出してボールをつなぎました。

もともと、広島は入れ替え戦史上、最強チームではないかと思うほど、現役A代表が二人(佐藤寿人、駒野)、五輪代表が二人(柏木、青山敏弘)、さらに森崎兄弟ら、かつての五輪代表など有名な選手を数多く持つチームです。京都サポには申し訳ありませんが、地力を十分に見せれば広島の快勝を予想していました。

しかし、そんな広島にも、一箇所ブレーキがありました。それは、前半戦はあれほど絶好調だったウェズレイの不振です。いいときのウェズレイなら、ドリブルでどんどん持ち込んで、相手の守備の穴を逃さずシュートを打てる力があるのですが、昨日のウェズレイはボールをほとんどキープできず、相手に簡単にボールを奪われる場面が目につきました。

どんなに中盤から後ろが頑張っても、トップが決められなければ必然的に苦しい試合になります。佐藤寿人は頑張っていましたが、それでもクロスバーに阻まれて0-0で前半を折り返します。後半、京都が布陣を4バックに変更して、サイドのスペースを埋める慎重策に出ると、無理に攻めに出る広島の裏を突いて、何度もカウンターで攻めました。

結果は0-0の引き分けで、京都がJ1復帰を決めたのですが、やはり前半が0-0だったことが最大の理由でしょう。広島としては、京都のベンチに策を施させないうちに点を取ってリードを奪いたかったはずです。それができなかったことで、京都の戦術的修正がはまる結果になりました。必死で攻める広島の姿には、胸を打たれましたが、最後まで勝負を持ち越してはだめというのは、浦和のリーグ戦の敗北で身にしみました。
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