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山下りの厳しさ(箱根駅伝)

2007-12-06 20:56:32 | 他スポーツ
私は大学時代、陸上部ではありませんから、箱根駅伝は単に見るスポーツという対象です。しかし、準体育会的な走るサークルにいたことで、結構面白い経験をさせてもらっています。普段はオリエンテーリングで山野を駆け抜けていた私でしたが、山を走れるならという理由で、実力はチームで一番下ながらも富士登山駅伝に出させていただいたことがありました。

この富士登山駅伝は、御殿場の陸上競技場から、6人がたすきをつないで、山頂で折り返すという駅伝です。一人の選手が、同じ区間を上りと下りの両方を走ります。私は舗装道の2区を走りましたが、1区が速い方だったので、中継所で隣にいたのが、山梨学院大学や大東文化大学という箱根駅伝の名門チームの選手でした。

この大学生たちは、箱根駅伝の山登り、山下りのスペシャリストを発掘しようと思った監督の意向で参加していたのでしょう。有名な選手ではなくても、そんな名門チームの選手と横に並べるのはうれしいことです。ただ、彼ら大学陸上部は、月間1000kmの走り込みをやるそうです。当時は全盛期だった私でも、所詮は素人ですから、月間走行距離は200kmが限界です。

それ以上やると授業に影響するからですから、彼らはいったいどんな体力をしているのだろうと、驚くばかりです。その基礎体力の差がもろに出るのが、山下りです。この富士登山駅伝は馬も通れないような急傾斜のコースですから、下り坂では自分の心臓や肺が耐えきれなくなるほどのスピードが出ます。

基礎体力のある人なら、無理が効くので、富士登山駅伝の短い3kmちょっとの距離ならそのまま押し切ってしまいます。しかし、私のように基礎体力の足りない人間は、スピードに体が耐えきれなくなって、自然とブレーキを掛けてしまいます。そのため、上りはそこそこ通用した私も、下りは下から3番目の惨敗でした。

この経験があるので、箱根駅伝の下りの6区は20km近く下りが続くのですから、そこを走り切るのがどれほど大変か想像ができます。山下りで、よくブレーキを起こす大学が毎年ありますが、ちょっとした体調の違いで体の限界は変わりますから、辛かっただろうという目で見てしまいます。今年が終われば、また箱根駅伝の季節がやってきますから、楽しみにしています。
コメント
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