以前、本ブログに、毎年成長を続ける不思議な選手と、永井雄一郎選手のことを書いたことがあります。永井は既に28歳で、サッカーの世界ではもうベテランの域ですが、そんな永井は、今季最も成長した選手だと思っています。
過去を振り返ると、新人だったときはドリブルの切れは素晴らしいものを持っていましたが、シュートが当たり損ねが多く、ゴールはわずか3点でした。翌年就任した原監督が、ドイツのカールスルーエにレンタル移籍させたのが、最初の成長になりました。細身の体が筋肉質になり、容易には競り負けない選手になって帰ってきました。
次の成長を感じたのは、2003年の開幕戦のカシマスタジアムでした。エジムンドの退団で回ってきたチャンスに、新人時代とは比べものにならないシュートスピードを見せて、当時のジーコ監督が代表に呼ぶほどでした。韓国戦で相手のクリアボールが足に当たって決まったラッキーゴールは、今でも印象に残っています。
その後はギドに右アウトサイドにコンバートされて、正確なクロスでマリッチのゴールをアシストしたり、何かしらそれまでとは違う魅力を提供してくれる選手でした。しかし、今年はこれまでとは違う、決定的な魅力を提供してくれました。
それは、大舞台に強いという精神の強さです。かつて、新潟戦で相手にボールをぶつけて退場になったのを見ている私は、永井の精神力は弱いと思っていました。切れのあるドリブルだけでは生きていけないのがプロの世界ですから、いつかJ2のどこかのチームに移籍してしまうのではと思っていました。
しかし、今年は開幕戦の横浜FC戦の決勝点に始まり、天王山のG大阪戦のゴール、ACL決勝のセパハン戦での先制点など、ここぞという場面で決めてくれる、頼れるFWになりました。もちろん、ポストプレーが得意でなく、ボールをしっかりキープできないことや、マンツーマンで付かれると嫌がって下がってしまうなどの欠点は今でもあります。
しかし、点を取る快感を覚えた永井は、また成長してくれるのではという期待を持たせてくれます。走る能力も高いし、まだまだ頑張って欲しい選手です。
過去を振り返ると、新人だったときはドリブルの切れは素晴らしいものを持っていましたが、シュートが当たり損ねが多く、ゴールはわずか3点でした。翌年就任した原監督が、ドイツのカールスルーエにレンタル移籍させたのが、最初の成長になりました。細身の体が筋肉質になり、容易には競り負けない選手になって帰ってきました。
次の成長を感じたのは、2003年の開幕戦のカシマスタジアムでした。エジムンドの退団で回ってきたチャンスに、新人時代とは比べものにならないシュートスピードを見せて、当時のジーコ監督が代表に呼ぶほどでした。韓国戦で相手のクリアボールが足に当たって決まったラッキーゴールは、今でも印象に残っています。
その後はギドに右アウトサイドにコンバートされて、正確なクロスでマリッチのゴールをアシストしたり、何かしらそれまでとは違う魅力を提供してくれる選手でした。しかし、今年はこれまでとは違う、決定的な魅力を提供してくれました。
それは、大舞台に強いという精神の強さです。かつて、新潟戦で相手にボールをぶつけて退場になったのを見ている私は、永井の精神力は弱いと思っていました。切れのあるドリブルだけでは生きていけないのがプロの世界ですから、いつかJ2のどこかのチームに移籍してしまうのではと思っていました。
しかし、今年は開幕戦の横浜FC戦の決勝点に始まり、天王山のG大阪戦のゴール、ACL決勝のセパハン戦での先制点など、ここぞという場面で決めてくれる、頼れるFWになりました。もちろん、ポストプレーが得意でなく、ボールをしっかりキープできないことや、マンツーマンで付かれると嫌がって下がってしまうなどの欠点は今でもあります。
しかし、点を取る快感を覚えた永井は、また成長してくれるのではという期待を持たせてくれます。走る能力も高いし、まだまだ頑張って欲しい選手です。