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日本代表強化のハンデ

2007-12-28 21:40:49 | ワールドサッカー
意外とマスコミでは触れられていませんが、日本代表がこれからW杯で8強以上を目指すためには、一つ大きなハンデがあります。それは地理的な理由で、世界でW杯の上位を狙っている強豪は、ほとんど欧州か南米にあります。日本はそのどちらからも遠いので、日本国内で親善試合を組もうとすると、どうしてもレギュラーメンバーが来日せず、二軍の代表と対戦することが多いです。

たまにはベストメンバーが来ることもありますが、そういうときは大抵韓国との親善試合を同時に組んでいる場合(2試合こなす)です。かつて、日本にベストメンバーが来日したことはありましたが、それは2002年W杯の下見という意味合いが強い来日でした。次に日本でW杯を開くのは何十年先かわかりませんから、こういう来日は期待できません。

また、欧州や南米の強豪の立場で考えれば、欧州はW杯予選が何組にも分かれていますから、違う組のチームと親善試合を組めば解決します。また、南米は総当たりなので、お互いには対戦しづらいですが、時差の少ない北米にメキシコやアメリカがいますし、ブラジルやアルゼンチンが4年に2度真剣勝負をするのですから、W杯予選自体が強化の舞台になります。

わざわざ日本まで出かけなくても、強い相手は身近にいるのです。そのため、日本が本気の強豪と当たりたいなら、アウェーに出かけるしか手はありません。ただ、南米は移動時間が長い上、極端な地元びいきのジャッジがありますから、行き先としてはあまり良くありません。

従って、欧州ということになりますが、普通のタイミングでは断られます。今年、スイスやオーストリアと対戦できたのは、たまたまこの両国が欧州選手権の予選が免除で、他の国が予選を戦っていて試合を組めないタイミングだったからです。日本としては、こういう幸運にうまく入り込んで強化を図るしかありません。

ただ、日本もW杯ベスト16の結果を出した2002年W杯の後は、世界中から対戦のオファーが来たと聞きます。実力の世界ですから、勝てば強豪の方から日本に来てくれるようになります。

また、穴場はアフリカです。アフリカ諸国は実力はありながら、資金的な理由で親善試合を組みにくいという話を聞きます。日本は遠いですが、条件次第で本気のメンバーと試合ができる可能性はあります。かつてはガーナ代表がエシアンを横浜国際に連れてきたこともありますから、アフリカに目をつけるのは正しい考えだと思います。
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