ウズベキスタン戦プレビュー

今日はナビスコ杯の磐田戦がありますが、スタジアムには行けず映像も手に入らないので、穴埋めネタとして今週末のウズベキスタン戦のプレビュー記事を書きます。ウズベキスタンについては何度か書きましたが、重複は気にせず再度書きます。

ウズベキスタンが前回、日本代表と対戦したのは昨年10月の埼玉スタジアムでした。このときは、日本はウズベキスタンの攻撃パターンの少なさを読んで、シャツキフに闘莉王がしっかりつくゲームプランでした。

しかし、当の闘莉王がロングボールをオーバーヘッドで蹴りだそうとして、これを相手左MFに拾われ、真ん中が手薄になったところをシャツキフに決められるミスで失点して、1-1の引き分けでした。勝てる試合を引き分けた、もったいない試合でした。

しかし、あれからかなり時間が経っているので、日本もウズベキスタンも変わっています。ウズベキスタンはカタール戦2ゴールのタジエフという若きFWの出現で、これまでの1トップを2トップに変えています。ウズベキスタンの長所のサイド攻撃を残して、タジエフの決定力を生かそうという手です。

しかし、この布陣(4-4-2)にした結果、トップ下が置けなくなります。そのため、トップ下のジェパロフをボランチにコンバートしています。守備力は当然落ちますから、日本レベルの相手なら、この弱点を狙うことは考えているでしょう。

日本は今回は前の方が違います。不動のコンビのように見えた田中達也、玉田の2トップですが、彼ら二人は岡田ジャパンではあくまでチャンスメーカーです。そのため、このFWの代わりにMFの中村憲剛が入ってもそれほど違和感はありません。

また、1トップはキリンカップで絶好調だった岡崎で行くと思います。日本には珍しい、泥臭くても点を取ることを売り物にしているFWです。岡崎がウズベキスタンDFの足元で勝負して、速い動きを見せれば、先制する展開に持ち込めるでしょう。

スタジアムは1997年のフランスW杯予選で使われたタシケントのパフタコールスタジアムです。このグラウンドは芝生が深く、パスサッカーの日本にはボールが走らず不利ですが、このくらいのハンデは克服してくれると思います。