日本サイドから見た、今回の最終予選の総括はいろんなところに書かれるでしょうから、今回はマニアックにライバル国側から見た総括を何回かに分けて書きます。第一回は、一見余裕で通過したかに思えるオーストラリア(以下豪州)です。
今回の予選は、豪州がオセアニア連盟からアジア連盟に移籍した最初の大会でした。メンバー的には欧州各国のレギュラークラスを集め、アジアレベルでは頭抜けた選手層がありますが、単純にいいメンバーを集めただけではうまくいかないときもあります。
ただ、豪州はアジアカップでの失敗(ベスト8敗退)の教訓を生かしていました。当時のアジアカップでの豪州は、「こんな弱いチームがなぜW杯ベスト16?」と思う程の動きの鈍さが目につき、1次リーグは1勝1敗1分けの低空飛行でした。
しかし、その敗因は比較的はっきりしていました。日本が長い間アジアで勝てなかった理由と同じで、東南アジアの暑さに慣れていないことでした。暑さ対策を考えるようになった豪州ですが、やはりアジアの予選はベストメンバーを揃えないと勝てないというのは常に考えていたようです。
豪州にとっては、結果的に3次予選がイラク、中国、カタールという一番厳しい組み合わせだったのが幸いしたようです。季節が逆になる中国や、砂漠気候の中東も経験することができました。
たぶん、今までは気候も同じ、時差も少ないという格下相手だったオセアニア予選だったと思いますが、アジアの予選は気候も食べ物も全て違うところに行かないといけません。そんなアジアの厳しさを3次予選で経験しておいたことが、最終予選の好成績につながったのでしょう。
ただ、実際に試合を見れば豪州もそんなに楽には勝っていません。守備的な慎重策で勝ち点1を狙いに行ったアウェイの日本戦や、試合内容で完全に負けながら終了間際のゴールで1-0と辛勝したアウェイのバーレーン戦など、豪州といえども苦しんでいます。
そのため、豪州も毎回楽に予選を通過できるかといえば、そんなことはなく、豪州も気を緩めれば次回の予選で苦しむかもしれません。
今回の予選は、豪州がオセアニア連盟からアジア連盟に移籍した最初の大会でした。メンバー的には欧州各国のレギュラークラスを集め、アジアレベルでは頭抜けた選手層がありますが、単純にいいメンバーを集めただけではうまくいかないときもあります。
ただ、豪州はアジアカップでの失敗(ベスト8敗退)の教訓を生かしていました。当時のアジアカップでの豪州は、「こんな弱いチームがなぜW杯ベスト16?」と思う程の動きの鈍さが目につき、1次リーグは1勝1敗1分けの低空飛行でした。
しかし、その敗因は比較的はっきりしていました。日本が長い間アジアで勝てなかった理由と同じで、東南アジアの暑さに慣れていないことでした。暑さ対策を考えるようになった豪州ですが、やはりアジアの予選はベストメンバーを揃えないと勝てないというのは常に考えていたようです。
豪州にとっては、結果的に3次予選がイラク、中国、カタールという一番厳しい組み合わせだったのが幸いしたようです。季節が逆になる中国や、砂漠気候の中東も経験することができました。
たぶん、今までは気候も同じ、時差も少ないという格下相手だったオセアニア予選だったと思いますが、アジアの予選は気候も食べ物も全て違うところに行かないといけません。そんなアジアの厳しさを3次予選で経験しておいたことが、最終予選の好成績につながったのでしょう。
ただ、実際に試合を見れば豪州もそんなに楽には勝っていません。守備的な慎重策で勝ち点1を狙いに行ったアウェイの日本戦や、試合内容で完全に負けながら終了間際のゴールで1-0と辛勝したアウェイのバーレーン戦など、豪州といえども苦しんでいます。
そのため、豪州も毎回楽に予選を通過できるかといえば、そんなことはなく、豪州も気を緩めれば次回の予選で苦しむかもしれません。