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Kobby loves 埼玉&レッズ

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意図はあったが(6/17オーストラリア対日本)

2009-06-18 18:47:43 | ワールドサッカー
前節のカタール戦は日本代表にとっては意図の見えない試合でした。岡田監督もダブルボランチが抜けるとここまでやりたいサッカーができないのかと、衝撃を受けたのではと思います。それが、試合後に「こんな試合を見せて申し訳ない」と謝罪した理由と思います。

本来ならば、カタール戦の後半で機能した中村憲剛のボランチが、岡田監督のやりたい中盤で組み立てるサッカーには理想的なはずです。しかし、それはできませんでした。理由は離脱者に攻撃的MFが多く、ベンチには中盤の選手を一人も置けないという非常事態でした。

そのため、中村憲剛はどうしてもトップ下で使わざるを得ず、ダブルボランチは守備を売り物とする橋本と今野のコンビで行かざるを得ませんでした。しかし、この日の岡田監督は、ダブルボランチで組み立てられないならばと、別の攻撃パターンを考えていました。

それはSBの内田、長友を使ったサッカーです。ボランチのポジショニングが無理に前を向かず、SBが上がった裏をサポートしているのを見てそう思いました。普段はダブルボランチのサポートを受けて上がれる両SBですが、この日は攻撃時のサポートも少なく、何とかカウンターだけは食わないでくれと攻撃面の全権を任されてしまったので、なかなかいいクロスは上がりませんでした。

アジアではトップレベルと思っていた闘莉王のセットプレーですが、相手が高さとパワーの豪州となると話は別と思っていました。しかし、前から懸命に追えば豪州といえども、ミスはします。闘莉王のマークが空くシーンは必ずあると思っていましたが、その一回で決めた勝負強さは評価したいです。

しかし、ケーヒルに2点取られたことは反省しないといけません。以前ここに書きましたが、ケーヒルは何回ファウルしても一回フリーになれば決められる自信を持つFWです。2度もフリーにしてしまったということは、マークについていた阿部勇樹が根負けしたと取れなくもありません。

ケーヒルもケネディもいた豪州は、日本に勝つつもりだったはずです。セットプレー中心のパワーサッカーには豪州国内で賛否両論あるらしいですが、そういう相手と戦う絶好の機会だったはずの日本は、W杯ベスト4という壮大な目標に一歩近づく好機を逃してしまいました。本当に残念です。
コメント
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