Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

昔のプロ野球

2009-06-26 20:41:09 | 他スポーツ
一人の選手や監督に着目できるほど、終戦直後から昭和40年代までの昔のプロ野球に詳しくはありませんが、断片的な知識を並べたもので良ければ、書かせていただきます。まずは、当時の名将、魔術師と言われた西鉄→大洋の監督だった三原監督の「魔術」には正体があります。

会社の講演会で、慶応大学の名物教授で昔のスポーツに詳しい池辺先生の講演を聴く機会があったのですが、この講演でその正体を語っていました。大洋の監督当時、前年度0勝12敗だった権藤投手を、翌年12勝させたことで、魔術と呼ばれたのですが、それは当時ではまだ珍しかったデータ野球をしたからでした。

権藤投手の投球内容を見ると、確かに先発では12敗もしましたが、4回までは好投していることが多かったそうです。そのため、先発は無理でも、2番手としてブルペンに待機させて、4イニング以内のリリーフで使ったところ、12勝という結果を残したそうです。三原監督本人も、「決して魔法を使ったわけではないんだ」と語っていました。

また、当時のプロ野球は、「優勝するためにはエースを一人(投げさせすぎて)潰さないといけない」とまで言われた投手受難の時代でした。当時のエース級で有名だった尾崎(東映)、杉浦(南海)、藤田(巨人)といった投手は、皆選手生命は短かったです。尾崎あたりは、高校を中退してプロ入りして、最初の数年は好調でしたが、投げさせすぎて潰れ、実働はわずか6年で引退しています。

杉浦の「日本シリーズ4連投4連勝」というのも、今の価値観から行けば「そんな無謀な」ということになるでしょうが、当時は腕も折れよとエースを酷使した時代なので、伝説には残りましたが、杉浦自身の投手生命を縮めてしまいました。

投手の酷使で有名だった言葉に、「権藤、権藤、雨、権藤」という言葉も伝説に残っています。これは当時中日のエースだった権藤博投手が、連日のように使われ、権藤が投げない日は雨しかないという極端な時代です。当時、ドーム球場があったら、もっと多くの投手が選手生命を縮めていたでしょう。

また、稲尾(西鉄)の1シーズン42勝のプロ野球記録も、この酷使が生んだものでした。今ではもう誰もできない記録で、先発で42試合に登板することすら不可能です。それは「神様、仏様、稲尾様」という言葉に残されています。
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神戸戦プレビュー

2009-06-26 17:25:32 | 浦和レッズ
浦和は明日、聖地駒場で神戸と対戦します。前節の横浜FM戦は、運動量の多いフィンケサッカーの「夏バテ」が想像以上に早く出てしまった完敗で、この神戸戦ではフィンケ監督が何か手を打つ可能性はあります。カウンターを狙ったり、後ろでゆっくり回したりといった省エネサッカーを選択するかもしれません。

また、ポンテが練習に合流したという情報もあります。ポンテが出ると、やはりチームで一番クロスの精度が高いので、エジミウソンとの相性は抜群です。また、ポンテがボールを持つだけで、エジミウソンは裏へ走る動きもできます。

駒場の芝生は良くないというのがここ数年の評価です。そんな環境では、パスをつなぐフィンケサッカーの理想を追うのは難しいです。芝生に足を取られてカウンターという最悪のシナリオを避ける必要があります。ひょっとしたら一足早くサッカーを変えることになるかもしれません。

対戦相手の神戸は、なかなか見られない西日本のチームで、ナビスコ杯も違う組だったので、今季初めて見ます。今季からブラジル人のカイオ・ジュニオール監督が就任して、策士ぶりを見せているという情報です。

昨年のチームからは、レアンドロが抜け、大久保はドイツから戻ってきましたが欧州は本来オフ期間ということもあり、ベストコンディションではないでしょう。FWは無名の選手が出ることもありますが、もし浦和にポンテが出ると、神戸は一つ気になる策を持っています。

それは新外国人、アラン・バイーアによるマンツーマンDFです。ホームでG大阪に勝ったときに、遠藤にアラン・バイーアをつけて成功しています。浦和がポンテにあまりにも頼りすぎると、この手で消されたときに対応が効かないかもしれません。

また、神戸は課題のDFにザルツブルクから宮本を補強しています。どちらかといえば3バック向きのDFなので、4バックにどれほど対応が効くかは見たことがありませんが、浦和がリードされて焦って攻める状況になると、持ち味の頭の良さで浦和を手玉に取るかもしれません。
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