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Kobby loves 埼玉&レッズ

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後方からのパス(中村憲剛)

2009-06-25 21:05:31 | 他チーム
今日は昔のプロ野球のことでも書こうとしていましたが、先ほどのBSですごいものを見てしまったので予定変更で、川崎Fの中村憲剛選手のことを書きます。私はその録画中継は後半から見たのですが、後ろから糸を引くように攻撃陣を操れる能力は相当のレベルで、代表の岡田監督が布陣を変更してまで中村憲剛にこだわった理由もわかります。

もともと、G大阪というチームは、明神で中村憲剛を消しに行くという発想はないチームです。そうするくらいなら、前で時間を使って追加点を狙いに行くチームです。結果的にはこのチームスタイルが、この歴史に残る逆転劇を生んだと言えるでしょう。

一見、押していたように見えた後半のG大阪ですが、次第に攻撃がシュートで終われなくなって中村憲剛にボールが入り始めます。鄭大世とジュニーニョを下げて、比較的シンプルな攻撃が好きなタイプの黒津、レナチーニョの2トップになった時点で、川崎Fの命運は中村憲剛に託されたと言っても過言ではありませんでした。

また、養父が入ったことで、あまり中村憲剛を消しに行くと養父にやられるという発想もG大阪サイドには出たでしょう。そんな要因が重なってできた2アシストですが、やはり決勝点の黒津のゴールは川崎Fサポでない私にもしびれました。

中村憲剛が後ろから長いボールを供給して、スピード型の黒津を走らせるという攻撃パターンは全チーム知っているはずですが、この場面はG大阪の最終ラインが揃っておらず、オフサイドを狙えない場面でした。そんな一瞬の隙に賭けた中村憲剛と黒津の息がぴったりと合ったこのゴールは、まさに川崎Fを象徴するゴールでした。

この結果、川崎Fは準々決勝に進出して、これぞACLという醍醐味を味わえるホームアンドアウェイのトーナメント戦に出ます。これから先はくじ運次第なので、次で名古屋を引く可能性もあれば、ウズベキスタンやサウジアラビア、カタールへの遠征の可能性もあります。

おそらく、その準備は既にしていると思いますが、ウズベキスタンのプニョドコルを引けば全盛期は過ぎたとは言え、元ブラジル代表のリバウドと対戦できますし、サウジアラビアだとイスラムの戒律の厳しい国ですから、かなり行動上の制約が出ます。それを乗り越えてこそのアジア王者への道ですから、厳しいとはいえ、行けるところまで行って欲しいものです。
コメント (2)
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