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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

浦和の「最適な形」

2009-06-15 18:23:21 | 浦和レッズ
ここまで、フィンケ監督のもとで大幅なチーム改革に乗り出した浦和ですが、意外と早くフィットしたというのが正直な印象です。ただ、その戦術はMDPや雑誌には中盤ボックス型の4-4-2と表記されていますが、実際はそうではありません。

確かに、図では表現方法がないので、便宜的にはそう書かれるのでしょうが、実際はダブルボランチこそその図の通りですが、前の攻撃的MF二人は変則的に動きます。ここまで、浦和のいいときのサッカーも、悪いときのサッカーも見てきましたが、極端な言い方をすれば、「浦和はボックス型の中盤になるときは良くない」と言えます。

それは浦和のダブルボランチがゲームメーカーではないことが理由です。鹿島のように小笠原のようなゲームメーカーがボランチにいれば、中盤がサイドに張っていても組み立てられますが、浦和の場合、中盤の前の選手は自分でボールを引き出す動きをしないといいボールがもらえません。

ただ、そんな状況を一人で打開できるのは実は山田直輝で、自分でボールを引き出す動きは得意中の得意という選手です。この選手がボランチの位置に引いて受けることができるから、鈴木啓太か阿部勇樹が攻撃参加したり、ポンテが前を向いてボールをもらうことが可能になります。

そのため、浦和が悪いときのパターンは山田直輝が不調だったり出場停止だったりしたときです。特に山田直輝が出場停止だったリーグ戦の大宮戦は一番悪いときのパターンで、中盤の動きが少なく、まさにボックス型の中盤になってしまっていました。

山田直輝は一年目の選手ですから、今は大活躍しているとは言っても、シーズンを通してトップチームの厳しいサッカーを経験したことはありません。体力的には未完成のはずですから、どこかで不調や負傷などの可能性も頭に入れておかなければいけません。

そういうときに、山田直輝と同じ動きは無理でも、動き回って中盤を活性化できる存在が出てくるかが、浦和の今後を左右するのではと思っています。
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