Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

同世代、また去る(ウェズレイ)

2009-08-05 12:50:58 | 他チーム
昨日はブログを更新できず、毎日更新を楽しみにされていらっしゃる方には申し訳ありません。実は、腸炎から来る体調不良で、起きている時間が6時間くらいしかないというひどい状態でしたので、ブログには手が回りませんでした。

昨日、大分トリニータのFWウェズレイが引退を表明しました。ブラジルに家族を残していることと、最近故障がちになっていることが引退の理由だそうです。ウェズレイと同世代の私は、自分もそんな年になったかという寂しさは感じます。

ただ、このブログはスポーツについて語る場なので、対戦相手として見たウェズレイの思い出について書きます。ウェズレイの全盛期は間違いなく得点王にも輝いた名古屋時代で、現名古屋監督のストイコビッチが自ら着けていた10番の後継者にウェズレイを指名したほどです。

全盛期のウェズレイは、シュート技術の高さ以外にスピードあるドリブルを兼ね備えていました。今でも覚えているのは2002年の10月に埼スタで見たときです。当時、浦和がオフト監督の仕込んだ3トップで旋風を巻き起こしていた頃でした。

当時の名古屋監督のベルデニック氏は、この3トップに対抗するために、オフト監督のお株を奪うマンツーマンDFを採用して、攻撃は1トップのウェズレイの個人技に任せるという布陣できました。つまりウェズレイにはフォローがほとんどない状況でした。

そんな状況でも、ウェズレイはマンツーマンでついてきた坪井を振り切ってシュートを放ち、先制ゴールを決めます。試合は浦和が福田の現役最後のゴールで追い付いて延長で浦和が勝ったのですが、ウェズレイ恐るべしという印象はこのときに強く残りました。

また、ウェズレイといえば開幕戦に強いという事実もあります。今年の開幕戦でもゴールを決めて、なんと8年連続で開幕戦でゴールです。ベテランになってからのウェズレイは、シュートレンジを長くすることでスピードの衰えをカバーしていましたが、開幕戦にコンディションを合わせるのが得意なのは自己管理能力が高いのでしょう。

ウェズレイは広島時代、シーズン後半戦に動きが落ちチームがJ2に降格した原因の一つと言われていました。ただ、一旦は終わった選手と思われたウェズレイにとって、現役最後のタイトルになったナビスコ杯にほぼフル出場で貢献したのは彼の現役生活の中で輝いているでしょう。

今後は指導者を目指すそうですが、また日本で見られればいいと思います。
コメント
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