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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

日米通算2000本安打(松井稼頭央)

2009-08-23 14:38:27 | 他スポーツ
浦和敗戦のため、浦和の選手を取り上げるネタはできず、今回は野球ネタで失礼します。現ヒューストン・アストロズの松井稼頭央選手が、日米通算2000本安打を達成しました。あと1本に迫ってから3試合足踏みしたこともあり、名球界ブレザーを渡す予定だったかつての師、東尾修氏を待たせてしまいましたが、何はともあれ達成したことには祝福したいです。

松井は、高校は名門のPL学園の出身ですが、自身が主力選手だったときは甲子園には出ていません。ドラフトの順位も3位で全国的に有名な選手ではなく、高校時代は投手でしたが、西武は野手として育てるつもりで獲得しています。松井の場合、優れている点は身体能力の高さと、それを維持する筋力トレーニングです。

松井は、遊びで球速を測定したところ、ストレートなら147km出たそうです。深い位置から速いボールを送る必要のある遊撃手には最も向いている資質で、西武時代は守備の名手という評価で固まっていました。また、打撃に関しても、松井の努力は今でも語り草です。松井の入団二年目、前半で早々と優勝の可能性の消えた西武は、後半戦の遊撃手をベテランの田辺から松井に代えます。

それだけでも大きな期待でしたが、このときの打率は2割5分、ホームラン1本とレギュラーを即決できる成績ではありませんでした。ただ、このときの成績を分析した当時の東尾監督は、右投手相手の打率が一割台ということに気付きます。それなら、スイッチヒッターにして、左打席にして足で内野安打を稼げば、一割台よりは打率が高くなるだろうという決断でした。

それに応えた松井も大したものです。それまで、日本のスイッチヒッターは、足でヒットを稼ぐ「走り打ち」タイプが多かったのですが、松井は積極的に打って出て、左打席のスイングスピードが右打席とほとんど変わらないレベルに向上させました。ただ、やはりメジャー挑戦はさすがの松井でも大変だったようです。

日本では3割30本のバッターだった松井も、メジャーでは下位打線を打つことも多く、守備も遊撃手としては今一つという評価になり、今は二塁を守っています。やはり、即解雇の可能性すらあるメジャーに行くということは、危険な賭けですが、それでも一度はレベルの高いところでやりたいものなのでしょう。2000本安打が内野安打だったところが、彼らしいですが。
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