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富士登山駅伝の思い出

2009-08-09 09:56:00 | 他スポーツ
大抵、今ごろの8月上旬は、御殿場をスタートとして、山頂を折り返す富士登山駅伝が行われています。私も、何度か挑戦したこの駅伝は、一日で御殿場の陸上競技場と山頂を折り返すので、普通の駅伝とはだいぶ違う点があります。

まず、特徴的なのは、「同じ区間は上りも下りも同じ選手が走る」ことです。6区間で行われますが、1区を走ると一度走ってからもう一度出番があるまで、相当待たされることになります。また、最後の山頂区は、1時間かかって登った山を、10分で降りるという、相当激しいスピードの変化があります。

私はそんなに運動神経のいい方ではなかったので、こういう山頂区では起用されず、山の下の舗装道路で出ています。ただ、それでもこの駅伝は厳しかったという記憶があります。理由は下りです。富士山のように、複雑な上り下りのない山の場合、下りの区間はどこまでも下りが続きます。

そうなると、自分の体力の限界を超えたスピードが出てしまうのです。そうなると、どこまで我慢が効くかという勝負になりますが、私の場合、下りのスピードに心臓や肺が耐え切れず、どうしてもスピードを落としてしまいました。そのため、上りはそこそこ通用した私も、下りは最下位に近い順位でした。

箱根駅伝の山下りの6区で、以前は大ブレーキを起こす選手がいたのも、わかる気がします。この区間はある程度専門性が必要で、山のスペシャリストを養成する必要があるということです。事実、この富士登山駅伝にも、山梨学院大や大東文化大の選手が参加していて、箱根の山のスペシャリストを発掘する必要があるという監督の判断でしょう。

ただ、普段平地を走っている大学の陸上部は、どうしても富士山の上の方に行くと、砂地で足場の悪いコースに悪戦苦闘します。そのため、この駅伝で優勝するのは大抵自衛隊で、訓練で足場の悪いところを走っているからでしょう。しかも、山頂区になると、40歳を過ぎたベテランが頑張っていることも多いです。

経験とスタミナが結構効く駅伝で、トップレベルになると山下りの足の置き場も大体研究しているらしいです。そんな厳しい駅伝に、出させて頂いたことは、私にとっていい思い出です。
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