今、巨人の原辰徳監督といえば、WBC優勝監督、今季も優勝目前と結果を出し、誰もが認める名監督です。ただ、その現役時代は、東海大相模高校で活躍したものの、進学した東海大ではがらがらのスタンドでプレーしたり、巨人で不動の4番を長く務めた割にあまり評価が高くなかった、損なイメージがあります。
原といえば、父親が東海大相模高の監督をしていて、元祖親子鷹です。高校時代、大学時代はまだ私が子供だったので覚えていませんが、ちょうど王貞治元ソフトバンク監督が引退して空いた巨人の4番に、ドラフト1位で入団して収まるという、タイミングのよさもあります。
ただ、原にとって、それが本当に幸せなことだったかどうかはわかりません。理由はONの後の4番打者ということで、V9時代を覚えているファンから常にONと比較されたことです。確かにタイトルも取りましたし、常に30本以上期待できる強打者でしたが、比較相手が世界のホームラン王ではかわいそうになってしまいます。
また、イメージ的にも損をしています。理由は、よく「役立たずの一発」と言われた、大差がついた試合でのソロホームランが多かったことです。実際はチャンスで打っていたらしく、得点圏打率も高いのですが、そういう一発が多かったことで、当時の野球漫画では皮肉の対象にされてしまいました。
炎のストッパーと呼ばれた、今は亡き津田恒美投手(広島)との勝負も忘れられません。その速球を打ちに行った原は、その打席で手の有鈎骨を骨折してしまいます。これで原はバットを深く握って打ちに行くことができなくなり、現役時代の最後は不遇でした。37歳まで現役でしたが、最後は完全燃焼はできなかった過去があります。
ただ、監督としては思い切って新しい戦力を発掘して、若手を次々と育て、FA選手天国というイメージがあった巨人を活性化したことは大いに評価されるべきだと思います。毎年ドラフトでいい選手を入れているのですから、それをどう使うかは監督の手腕で、原監督の巨人は間違いなくいいチームになったと思います。
WBCに関しても、世界大会を不動の4番を置かずに制するという、短期決戦にも強いところを見せています。今となっては、WBCの監督をコミッショナー裁定で原監督に決めたことは正解だったと思います。
原といえば、父親が東海大相模高の監督をしていて、元祖親子鷹です。高校時代、大学時代はまだ私が子供だったので覚えていませんが、ちょうど王貞治元ソフトバンク監督が引退して空いた巨人の4番に、ドラフト1位で入団して収まるという、タイミングのよさもあります。
ただ、原にとって、それが本当に幸せなことだったかどうかはわかりません。理由はONの後の4番打者ということで、V9時代を覚えているファンから常にONと比較されたことです。確かにタイトルも取りましたし、常に30本以上期待できる強打者でしたが、比較相手が世界のホームラン王ではかわいそうになってしまいます。
また、イメージ的にも損をしています。理由は、よく「役立たずの一発」と言われた、大差がついた試合でのソロホームランが多かったことです。実際はチャンスで打っていたらしく、得点圏打率も高いのですが、そういう一発が多かったことで、当時の野球漫画では皮肉の対象にされてしまいました。
炎のストッパーと呼ばれた、今は亡き津田恒美投手(広島)との勝負も忘れられません。その速球を打ちに行った原は、その打席で手の有鈎骨を骨折してしまいます。これで原はバットを深く握って打ちに行くことができなくなり、現役時代の最後は不遇でした。37歳まで現役でしたが、最後は完全燃焼はできなかった過去があります。
ただ、監督としては思い切って新しい戦力を発掘して、若手を次々と育て、FA選手天国というイメージがあった巨人を活性化したことは大いに評価されるべきだと思います。毎年ドラフトでいい選手を入れているのですから、それをどう使うかは監督の手腕で、原監督の巨人は間違いなくいいチームになったと思います。
WBCに関しても、世界大会を不動の4番を置かずに制するという、短期決戦にも強いところを見せています。今となっては、WBCの監督をコミッショナー裁定で原監督に決めたことは正解だったと思います。