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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

原辰徳の現役時代

2009-08-30 16:25:19 | 他スポーツ
今、巨人の原辰徳監督といえば、WBC優勝監督、今季も優勝目前と結果を出し、誰もが認める名監督です。ただ、その現役時代は、東海大相模高校で活躍したものの、進学した東海大ではがらがらのスタンドでプレーしたり、巨人で不動の4番を長く務めた割にあまり評価が高くなかった、損なイメージがあります。

原といえば、父親が東海大相模高の監督をしていて、元祖親子鷹です。高校時代、大学時代はまだ私が子供だったので覚えていませんが、ちょうど王貞治元ソフトバンク監督が引退して空いた巨人の4番に、ドラフト1位で入団して収まるという、タイミングのよさもあります。

ただ、原にとって、それが本当に幸せなことだったかどうかはわかりません。理由はONの後の4番打者ということで、V9時代を覚えているファンから常にONと比較されたことです。確かにタイトルも取りましたし、常に30本以上期待できる強打者でしたが、比較相手が世界のホームラン王ではかわいそうになってしまいます。

また、イメージ的にも損をしています。理由は、よく「役立たずの一発」と言われた、大差がついた試合でのソロホームランが多かったことです。実際はチャンスで打っていたらしく、得点圏打率も高いのですが、そういう一発が多かったことで、当時の野球漫画では皮肉の対象にされてしまいました。

炎のストッパーと呼ばれた、今は亡き津田恒美投手(広島)との勝負も忘れられません。その速球を打ちに行った原は、その打席で手の有鈎骨を骨折してしまいます。これで原はバットを深く握って打ちに行くことができなくなり、現役時代の最後は不遇でした。37歳まで現役でしたが、最後は完全燃焼はできなかった過去があります。

ただ、監督としては思い切って新しい戦力を発掘して、若手を次々と育て、FA選手天国というイメージがあった巨人を活性化したことは大いに評価されるべきだと思います。毎年ドラフトでいい選手を入れているのですから、それをどう使うかは監督の手腕で、原監督の巨人は間違いなくいいチームになったと思います。

WBCに関しても、世界大会を不動の4番を置かずに制するという、短期決戦にも強いところを見せています。今となっては、WBCの監督をコミッショナー裁定で原監督に決めたことは正解だったと思います。
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闇は長い(8/29神戸対浦和)

2009-08-30 10:15:20 | 浦和レッズ
昨日の神戸戦が勝てた試合かといえば、残念ながら勝てる内容ではなかったと思います。結果的に3失点していますが、それ以外にも決定的なピンチは数多くあり、もっとボコボコにされてもおかしくはありませんでした。また、攻撃に関しても明るい要素は少ないです。

確かに、神戸のCBに個人技で仕掛けて取ったエスクデロのゴールなどは、戦う気持ちの大切さを示しましたし、高原の同点ゴールも、梅崎がいいクロスを上げて珍しくぴったり合う形が出ました。しかし、それでも浦和は負けました。長い時期勝てないことはどのチームでもあると思いますが、引き分けすらなく全部黒星というのは相当深刻な事態です。

その理由として、思いつくのは「どんなに悪くてもエジミウソンを外せない」選手層の薄い攻撃陣ではないかと思います。高原のシュートのこぼれ球に反応したプレーは、絶好調時ならダイレクトで蹴り込んでいたはずで、彼の状態の悪さは明らかです。基本的に待ちのFWなので、チーム状態が悪いときは思い切って外す決断も必要ではと思います。

それができないのは、どうしてもこれは出てきてしまいますが、開幕前のフィンケ監督の「補強するな」の指示だったと思います。浦和は高崎、小池、永井と3人のFWを放出しています。特に、どこでもできてチームの緊急事態を救ってきた永井が抜けたということに対して、チーム全体の危機感がなかったような気がします。

また、この日のサッカーは、サイドに人数を掛けて突破するいつものフィンケサッカーらしさもなかった気がします。浦和というチームは、中盤の底にゲームメーカーがいないチームですから、左右のサイドハーフはボールを受ける動きを自分からやらないといけません。

この日の浦和の中盤は、梅崎が入って多少は良くなりましたが、前半は特に普通のボックス型という、浦和にとっては良くない形でした。また、これだけチーム状態が悪いのなら、相手にリトリートされる前に、浦和の方がリトリートする手もあるはずですが、浦和守備陣の戻りは遅く、全然リトリートになっていませんでした。

最後の鈴木啓太を下げて堀之内を入れた交代も疑問で、負けているのですから、ファイサルや宇賀神という新しい力に賭ける手はありだったのではと思います。確率は低くても、相手はおそらく知らないでしょうから。
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