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玉突き移籍(大宮→新潟→G大阪→アルサード)

2009-08-28 18:57:40 | 他チーム
昨日、G大阪のFWレアンドロがカタールのアルサードから高額のオファーを受けて移籍しました。どうやら、中東のビッグクラブにとっては巨額のオイルマネーで引き抜ける日本は草刈り場と思っているのでしょう。

中東はブラジル人に多いキリスト教徒にはイスラムの戒律が結構辛いと聞きますが、Jリーグとは資金力が断然違います。今回のレアンドロの決断は、一円でも多くもらえるところへ行くという一種のプロ意識でしょう。

ただ、去年もシーズン中にバレーを引き抜かれ、後がまのロニーが活躍しなかった苦い過去を持つG大阪は、今年はチーム力を落とさないサプライズを用意していました。新潟から得点ランキング2位のペドロ・ジュニオールの獲得です。

ペドロ・ジュニオールは新潟では欠かせない中心選手ですが、大宮からのレンタルという弱みがありました。借りている立場の新潟は、保有権を持つ大宮が放出に同意すればそれを止められません。(注)新潟は買取オプションを行使しているので、大宮とG大阪だけで決まった話ではありません。新潟も合意した話でしょう。

大宮サイドも、あれだけ新潟で活躍すれば来季は大宮に呼び戻してエースに据えたいとは思っていたと思いますが、G大阪がアルサードから得た違約金は7億円以上という報道です。その中から、一部でも回ってくるなら、大宮にいたときはほとんど戦力になっていない選手の売却益としては十分ということになったのでしょう。

今回の騒動は多くのチームを巻き込みましたが、一番痛いのはチームをペドロ・ジュニオールに合わせて変えていた新潟でしょう。ペドロ・ジュニオールがドリブルでサイドを突破するか、もしくはキープして逆サイドを走らせるかという、新潟の攻撃パターンが両方できなくなってしまいます。

ACL出場権を狙っていたはずの新潟には痛い誤算で、新外国人は既に取っていたようですが、合うかどうかわからないですから苦しいです。ただ、ペドロ・ジュニオールを獲得したG大阪も、そう簡単にはフィットさせられないと思います。

高い位置に張らせて、ワンプレーで仕事をするFWですが、ドリブルの切れがあるのでドリブラーだと勘違いすると、取られてチームの勢いを止めてしまいます。チョ・ジェジンのようなポストプレイヤーと合うかも未知数です。使い方次第ですが、そんなに簡単ではないと思います。
コメント (2)
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