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押し込まれた香川(10/12フランス対日本)

2012-10-13 18:12:23 | ワールドサッカー
今朝の日本対フランス、勝つには勝ちましたが内容は大苦戦でした。日本のサッカーが機能するときはトップ下かサイドハーフにうまく縦パスが入るのですが、この日はどちらもフランスのプレスの前にさせてもらえませんでした。そのため、思い切った押し上げができず、日本の布陣が4-4-1-1気味に押し込まれてしまいました。

特に、香川のポジションがSBをサポートするサイドハーフだったのはあまり良い効果が現れません。この前見たマンU対ニューカッスルでも香川をダイヤモンドの中盤の右に置いたらあまり良いプレーが出ず、最初に交代させられています。サイドハーフに置くならダブルボランチにしてサイドの守備の負担を軽減してやらないと、香川の良さは出にくいでしょう。

この日も香川のファウルでFKのピンチを招き、ベンゼマのFKを辛うじて川島がはじき出したピンチがありましたが、バイタルエリアで守備をするのが香川というのはバランスが良くないのは確かです。マンUの先輩、朴智星のように守備から台頭する選手もいますが、香川の場合点に絡むプレーが売り物なので、後半中村憲剛を下げて香川をトップ下に置いたら機能するようになったのは妥当な判断でしょう。

今は欧州最強のチームではないと厳しいことを言ったフランスですが、それでもやはりホームで試合をすれば欧州CLに出ているような選手ですから、パスもうまく回りますしフィニッシュの形も出来上がっています。ベンゼマのようなワールドクラスもいましたし、結果はともかく、まだ確実に日本よりもいいチームだと思います。

決勝点の形はCKからのカウンター一発でした。今野がCBの位置からドリブルで長い距離を上がり、サイドの長友を経由して最後は香川のスライディングシュートでした。走れることは日本の大きな強みですから、今野が上がったときに長友が連動していたことがこの決勝点を生みました。

まだ、日本がフランスに勝つにはこの手しかないのは仕方ないですが、それでもW杯優勝経験国にアウェイで勝ったのは初めてという、歴史に一ページを刻む勝利だったのは間違いありません。日本が欧州に入ってもW杯予選を通れるレベルになって欲しいという私の夢は、予想より早く叶うかもしれません。
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