今回、ポーランドで対戦するブラジル代表の中で、生で見たことがあるのは、以前話題にしたフッキ以外では2007年のクラブW杯で当時ACミランにいたカカです。当時のワールドサッカーの流行りはベッカムのようなアシスト型のMFの時代は去り、カカとCロナウドのようなドリブルから点を取るまですべてやってしまう「スーパーMF」の時代が来た頃です。
浦和レッズが直接対戦したから余計印象深いという理由もありますが、カカは当時のACミランで頭一つ抜けた存在でした。普通はどれほどすごい選手でも自陣にいるときなら無理をして追う必要はありませんが、カカのドリブルはどこから飛び出すかわからず、今でこそブンデスリーガにいる長谷部や細貝もカカの前では子供扱いでした。
たぶん長谷部あたりはJリーグの感覚ならこれくらいの寄せで取れると思ってプレーしていたでしょうが、カカはレベルが一段違い、このクラブW杯3位を置き土産にしてドイツに渡った長谷部にとってはそれを経験しておいたことがドイツで役に立ったと思います。
Jリーグの感覚なら取れるだろうとスタンドの私も思ったくらいですから、カカの抜き方は身体能力任せの力技ではありません。ただ、これ以上近づいたら取られそうな位置に来たら急速にスピードを上げてくるので、スタンドから見ると「あれが取れないの?」と不思議になってしまう驚異的なテクニックを持っていました。
カカはACミランに加入したときはトップ下にポルトガル代表のルイ・コスタがいて、当時サンパウロからやってきたばかりの若手だったカカのポジション獲得は難しいだろうと傍からは見えました。当時のルイ・コスタはバティストゥータのアシスト役だったフィオレンティーナ時代のイメージがまだ残っていて、ブラジルからやってきたばかりの若造には負けないだろうと思っていました。
事実、同タイプのピルロは自らボランチ転向を志願して、そこで中心選手になっています。カカはあえて厳しい道を選んで、不可能を可能にしたからワールドクラスの選手になれました。今やカカも今年で30歳になるベテランですが、テクニックで勝負する選手なのでまだまだその技術は通用するはずです。もちろん日本中心には見ますが、気がついたらカカの印象もゲームレポートに入れたいと思います。
浦和レッズが直接対戦したから余計印象深いという理由もありますが、カカは当時のACミランで頭一つ抜けた存在でした。普通はどれほどすごい選手でも自陣にいるときなら無理をして追う必要はありませんが、カカのドリブルはどこから飛び出すかわからず、今でこそブンデスリーガにいる長谷部や細貝もカカの前では子供扱いでした。
たぶん長谷部あたりはJリーグの感覚ならこれくらいの寄せで取れると思ってプレーしていたでしょうが、カカはレベルが一段違い、このクラブW杯3位を置き土産にしてドイツに渡った長谷部にとってはそれを経験しておいたことがドイツで役に立ったと思います。
Jリーグの感覚なら取れるだろうとスタンドの私も思ったくらいですから、カカの抜き方は身体能力任せの力技ではありません。ただ、これ以上近づいたら取られそうな位置に来たら急速にスピードを上げてくるので、スタンドから見ると「あれが取れないの?」と不思議になってしまう驚異的なテクニックを持っていました。
カカはACミランに加入したときはトップ下にポルトガル代表のルイ・コスタがいて、当時サンパウロからやってきたばかりの若手だったカカのポジション獲得は難しいだろうと傍からは見えました。当時のルイ・コスタはバティストゥータのアシスト役だったフィオレンティーナ時代のイメージがまだ残っていて、ブラジルからやってきたばかりの若造には負けないだろうと思っていました。
事実、同タイプのピルロは自らボランチ転向を志願して、そこで中心選手になっています。カカはあえて厳しい道を選んで、不可能を可能にしたからワールドクラスの選手になれました。今やカカも今年で30歳になるベテランですが、テクニックで勝負する選手なのでまだまだその技術は通用するはずです。もちろん日本中心には見ますが、気がついたらカカの印象もゲームレポートに入れたいと思います。