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フットサル挑戦(カズ)

2012-10-23 18:51:07 | 他チーム
今週はリーグ戦もナビスコ杯もない、休める水曜日ですが、実はACL準決勝第1戦のために空けていた日程です。日本のチームがベスト16で全て消えたので、忘れていました。そのため、穴埋めネタで、フットサル挑戦で話題を呼んでいる大ベテラン、横浜FCのカズ(三浦知良)を取り上げます。

カズといえば日本人で初めてセリエAに挑戦した選手です。今でこそ外国人枠が拡大されているセリエAですが、カズの時代(1994年)はEU枠外の外国人枠はわずか2つしかありませんでした。カズを1年間のレンタル移籍で獲得したジェノアにとっては主力選手になってもらわなければ困ると思っていたでしょう。

しかし、カズのジェノアでの立場は途中出場が多く、21試合出場1得点という結果に終わりました。クラブで出場機会を失って実戦の勘が鈍り、代表を外された選手の例は枚挙にいとまがありません。カズがそうならなかったのは日本代表に戻れば不動のエースストライカーだったからでした。

今でこそ代表に選手を呼ぶときは欧州クラブと日本協会がぎりぎりの交渉をしていますが、当時ジェノアがカズの代表招集を止めたことはありませんでした。ジェノアはセリエA残留争いで厳しい状況だったにもかかわらずです。

厳しいことを言えば、ジェノア側からは期待されていなかったということになりますが、カズにとっては代表でプレーしていたからこそ実戦の勘を失わなかったと思いますし、カズ自身も代表で結果を出せばいいというモチベーションでプレーしていたと思います。

マスコミはカズのセリエA挑戦は失敗だったという評価が大勢でしたが、カズ自身はセリエAで21試合に出場できたと今では思っているようです。レンタル期限が切れてV川崎に戻ったカズはJリーグ得点王も取り、長く日本代表でも活躍しました。

カズはブラジルでプロを経験していたので、チームを移ることに抵抗感がなく、京都からゼロ円提示を受けても、神戸で出場機会を失っても諦めずに現役にこだわったことが今につながっています。フットサル挑戦が成功するかどうかはわかりませんが、フットサルの注目度が上がり、ブラジル戦のチケットが完売するなどカズ効果は抜群です。

カズにとっては、直前でメンバー落ちしたフランスW杯の借りを返せる場が今回のフットサルW杯でしょう。国際経験の豊富なカズがチームを落ち着かせることもあるだろうと期待しています。
コメント
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