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1998年フランスW杯本大会

2012-10-04 19:07:19 | ワールドサッカー
今日はネタがないので、ベテランサポの昔話をします。激戦だった最終予選を岡野のVゴールで勝利した日本代表は初めての経験だったW杯本大会にたどり着きます。当時はまだ選手もサポーターもW杯がどういうものかわかっておらず、サポーターにとってはチケットが直前で手に入らなくなってツアーが中止になったチケット事件がありました。

私もこのツアー中止でフランスへ行けなくなった一人ですが、ツアーそのものの予約はあまりにも簡単に取れて、こんなに簡単にフランスへ行けるものかと拍子抜けしたくらいです。日本協会の割り当て分のチケットでなく、フランス人向けに一般発売されたブラックマーケット経由で取れると信じていた旅行会社の甘さでした。

試合の内容もW杯の厳しさを痛感しました。予選は加茂前監督が3バックで結果を出せず、岡田監督が4バックに戻して結果を出すことができましたが、アルゼンチン、クロアチア、ジャマイカと決まった対戦相手を見て、岡田監督は攻撃的MFを一枚減らしてDFを入れる3バックを選択しました。

アルゼンチンに引き分け、クロアチアに勝つことを意図した守備的な布陣で、終盤まで0-0ならチャンスもあると期待していましたが、W杯の本大会はどこの国もベストメンバーを揃え、ちょっと大げさに言えば国力を挙げて勝ちにくる大会です。

岡田監督は後で振り返ると、この采配はやりたいサッカーではないが、勝ち点を取れる確率が最も高いサッカーだったと言っていましたが、最後のところでアルゼンチンはバティストゥータ、クロアチアはスーケルと点が取れる選手がいたのが日本との差で、わずかな差のように見えて実は大きな差でした。

また、1勝を期待していたジャマイカ戦も、3バックを継続してきました。ジャマイカもイングランドでプレーする選手が多く、決して弱くはない相手でしたが、アルゼンチンやクロアチアに対策を練っていた日本にジャマイカ対策は明確なものは見えませんでした。

ただ、呂比須のセンタリングを中山が押し込んで、W杯無得点だけは避けられましたが、このW杯は日本国民に、W杯とはどういうものか実感させる試合になったと思います。国を挙げて準備しなければ勝てない、それがW杯本大会だと思いました。
コメント
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