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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

流れを変えられる(香川真司)

2014-11-02 16:57:05 | ワールドサッカー
今日は所用で外出先なので、資料なしで書ける思い出話のネタです。今季、不遇だったマンUからドルトムントに戻って活躍している日本代表MF、香川真司選手を取り上げます。NHK-BSではブンデスリーガ、セリエA、プレミアリーグを放送していますが、香川真司の活躍でドルトムント戦を多く放送しています。

香川真司は、今までに日本代表で活躍した攻撃的な中盤の選手、中田英寿や中村俊輔とは異なるタイプのMFです。それは、以前Numberでイビチャ・オシム元日本代表監督が指摘したように、香川真司は相手との身体接触を避けることで成功しているMFです。

その意味は、先日見たドルトムントの試合の映像で再認識しました。香川はベンチスタートで、流れを変える役割を担うこともありますが、それも納得できるプレースタイルです。香川の動きは質が良く、空いているスペースを的確に見つけてボールを引き出す動きを得意にしています。

この動きがあるからこそ、C大阪時代にMFでありながら27点でJ2得点王になる活躍ができたと思います。今でも香川は点が取れるMFで、ドルトムントでもFWのインモービレに代えて投入されてトップ下に入った試合もあります。

また、香川は何をやるかわからない意外性も武器です。2008年の北京五輪直前の親善試合のアルゼンチン戦のプレーは今でも印象的です。当時、香川はまだ10代の若手で、代表入りは当落線上の立場でした。途中出場した香川は、左のMFに入りました。

結果は雷雨で打ち切りになって0-2で日本が敗れた試合でしたが、香川が誰もがパスと思った中盤の遠い位置から、予想していなかったロングシュートを放ったプレーは今でも印象的です。アルゼンチンのGKも驚き、慌ててゴールに戻ってぎりぎりのところでクリアしましたが、このプレーで香川が入れば何かやってくれるかもしれないという期待を持つようになりました。

香川は北京五輪の代表にも選ばれ、結果は3戦全敗だった反町ジャパンでしたが、本田圭佑、長友佑都、岡崎慎司、香川真司と、今の日本代表の主力を多く輩出したという意味では成功だったのかなと、今では思います。もう一度、あのときのように、誰もが驚くプレーを見てみたいものです。
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千葉レディース戦マニアック分析

2014-11-02 14:54:33 | レディース
試合から得られる情報量は、テレビ観戦より生観戦の方が断然多いので、今回のレディース生観戦でも恒例のマニアック分析をつけます。昨日、千葉が4-4-1-1だったことを書きましたが、孤立しても何とかできるFW菅澤の能力が高いからこそできる守備的な戦術で、SBはほとんど上げずリンク役の筏井と深沢が動いて菅澤をフォローする戦術でした。

必然的に浦和のボール支配率は高くなります。千葉に先制点が入ったので、千葉のブロックの後ろで浦和がボールを回すようだと苦しい展開になりますが、浦和は右SB堂園のオーバーラップから、クロスは何度も上げられていました。

これはチャンスありと予想できました。千葉の後ろの2ラインが磐石でなく、隙があるところが見えたからです。事実、0-1で折り返した前半も、2トップの吉良や後藤にシュートが見られました。また、ボランチ猶本のセットプレーのこぼれ球を狙う動きも見られました。

後半、浦和は千葉の守備的布陣を見て、左SB和田奈央子の投入だけでなく、ボランチ猶本の攻撃参加も指示したようです。浦和のダブルボランチは、猶本が攻撃的、岸川がアンカータイプとカラーが分かれるので、猶本を前に出すのは妥当ですが、セットプレーなどのチャンスでは普段守備専門の岸川も上げていい指示もしたようです。

それが同点ゴールの要因になりました。浦和はCKのチャンスを数多く得ていたので、岸川も狙っていたようです。ミドルシュートが相手ハンドを誘ってPKになり、このPKを岸川自身が決めて同点になります。こうなれば、ゲームは押していた浦和のものです。

柴田、後藤らがドリブルでアクセントをつけた浦和の攻撃で、決勝点は後藤のドリブルからのマイナスのクロスに、加藤が追い付いた浦和の攻撃パターンからです。浦和は以前安藤や北本のいた時代とは違って、選手一人一人は小粒な印象を受けますが、今回のチームは組織力で戦っている印象です。そのあたりは、J2熊本の監督経験のある吉田監督の手腕だと思います。
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