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汗かき役が抜けた(リバプール対Rマドリード)

2014-11-25 22:15:31 | ワールドサッカー
ワールドサッカーのビデオは、Jリーグがオフの時期の楽しみです。ただ、W杯を経て世界のサッカー勢力図は少し変わっているので、その変化を見るためにワールドサッカーのビデオをシーズン中の今もちょっとは見ておきたいです。今回はスカパーの無料放送で手に入った、欧州CL1次リーグ、リバプール対Rマドリードを見ました。

特にリーグ戦がWOWOWの有料放送なので映像が手に入らないRマドリードに注目しました。RマドリードはW杯得点王のコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスの獲得が目玉ですが、ディマリア(→マンU)、シャビ・アロンソ(→バイエルン)という地味に働く汗かき役が抜けており、その穴をどうやって埋めたが注目ポイントでした。

代わりに入っているのは若手MFイスコと、バイエルンから移籍したクロースでした。結論から先に言えば、Rマドリードは堅守速攻のチームスタイルを構築しています。つまり、汗かき役の穴は全員で埋めているということです。2トップがスピード型のロナウドとベンゼマなので、あまり手数をかけずにこの2トップを走らせるスタイルです。

この試合は3-0でアウェイのレアルが勝ちましたが、決まった得点はいずれも芸術的です。ロドリゲスの浮き球のパスを爪先でコースを変えたロナウドの先制点や、先日の日本代表戦で岡崎慎司が決めたヒールキックに似ているベンゼマの3点目は見ていて美しかったです。

ただ、その芸術性を出すためのやり方が現実主義の速攻というところが、チーム作りに定評のある名将アンチェロッティらしいです。もちろん、ロナウドがいればバルセロナのような個人技のサッカーもできると思いますが、アンチェロッティはあえてやらないと思っています。

ロナウドもロドリゲスもドリブルのイメージがありますが、ロナウドはスペースに走り、ロドリゲスは懸命に前からチェックする、チームの駒の一枚という作業もちゃんとしています。結果はカウンターからの得点はありませんでしたが、アンチェロッティが現実主義の手堅いチームを作るところは十分見ることができました。

対するリバプールは、エースのスアレスが抜けた穴が厳しいです。代役としてミランから獲得したイタリア代表FWバロテッリはあまり動かないので、リバプールの縦に速いサッカーに向いていない印象で、この試合でも前半で交代していました。
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