Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

散歩して落ち着かせる(11/29鳥栖対浦和)

2014-11-29 20:32:23 | 浦和レッズ
結果から先に書くと、この試合はロスタイムに追いつかれ1-1という痛恨の引き分けに終わりました。浦和の優勝条件は得失点差に7点の差がある現実を考慮すると、最終節の名古屋戦に勝ってG大阪が引き分け以下の場合と、浦和が引き分けてG大阪が敗戦、鹿島が引き分け以下の場合だけです。G大阪の最終節の相手は最下位の徳島ですが、まだ何が起こるかわからないので、埼スタのスタンドで最後まで見届けようという思いはあります。

こんな心境になったことは過去にもあります。フランスW杯予選(1997年)の日本代表のアウェイ、カザフスタン戦でした。引いて守ったカザフスタンに日本は1点を取ってロスタイムまでリードしていましたが、最後にズバレフに同点弾を決められ、加茂監督の更迭騒ぎになったあの一戦です。

それでも、私はもう長く生きてきているので、こういうときにどうすればいいかはわかっています。昔は7kmくらいをジョギングして汗を流していましたが、今は体力が落ちているので歩くことにしています。近所の川沿いの歩道を歩き、晩秋の風物詩の紅葉を写真に収めたり、雨上がりで空気が澄んでいて半月が見えたりと、自然の息吹を感じることが最も早いリラックス法です。

そうしているうちに落ち着いてきたので、試合内容に触れますが、今回の試合は勝てる内容の試合でした。G大阪戦で4人に挟まれて機能しなかった1トップの李忠成が、この試合では少しはマークの外し方を理解し始め、何度かボールを収めてくれたからです。今回の興梠の離脱は浦和にとって大きなピンチですが、広島時代にミシャ戦術を知る李なら何とかしてくれるだろうと期待はしていました。

その期待には、後半に右サイドからのクロスに走り、菊地に倒されてPKを得たプレーで応えてくれました。菊地は一発退場、PKも阿部勇樹が落ち着いて決めました。一人多い浦和がリードしているのですから、あとはボールをキープして、相手ボールのセットプレーのような、人数が関係なくなるプレーを可能な限り減らさなくてはなりません。

それができなかったのが、この日の浦和の戦い方がちぐはぐだった理由です。DFとGKの連携ミスからスローイン(相手にはロングスローの藤田直之がいるのでスローインもセットプレーのようなもの)を与えたり、最後はGKのロングキックのボールを、森脇が相手ボールのCKにしてしまいました。

やはりCKは与えてはいけなかったと思っても後の祭りですが、名古屋戦には行き、浦和が自力でできる2位以内の確定を見ます。それができなければ、たとえ3位でACLへ行っても厳しいだろうと、それはノルマとして期待したいです。戦術の分析は明日、マニアック分析で書きます。

今日撮ってきた晩秋の風物詩です。




ナナカマドです。



桜です。



半月です。




銀杏です。
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現代の名将(アンチェロッティ)

2014-11-29 10:57:26 | ワールドサッカー
また、冬のクラブW杯の季節になってきました。今年はモロッコ開催なので、時差がありリアルタイムでは見られませんが、ビデオに入れて時間のあるときに見ようと思います。今年はアンチェロッティ率いるレアル・マドリード(以下レアル)を見られるのが楽しみです。

アンチェロッティは現代のトップクラスの監督の一人で、ユベントス(イタリア)、ACミラン(イタリア)、チェルシー(イングランド)、パリSG(フランス)、レアルとビッグクラブを次々指揮したイタリア人監督です。

ユベントス時代には、元日本代表岡田監督とも交流があり、「本当はサイドハーフを2枚置いた4-4-2をやりたいんだ」と本音を岡田監督に話すほど打ち解けていました。岡田監督が「それなら、なぜやらないのか?」と聞いたら、答えは「ジダンがいるから」でした。

ジダンはボランチはできないですし、サイドハーフに置くにはスピードが足りません。必然的にジダンを使うためには3-5-2でトップ下を置くシステムにする必要があるからです。岡田監督も、レベルが高くても理想のサッカーは必ずしもできるとは限らないことを感じていました。

アンチェロッティは、チーム作りがうまいタイプの監督です。アンチェロッティが形を作ると、その形が長く使えるようになり、チームの基礎が固まります。ミラン時代のピルロのボランチ起用に始まり、レアルでもロナウドをFWに固定して結果を出しています。

欧州CLでも、2007年ミラン、2014年レアルと2度の優勝経験があります。モウリーニョの3回にはかないませんが、それでも立派な実績で、年俸も8億円と言われています。アンチェロッティは現実主義の手堅いチームを好みますが、そのチーム作りの一端がクラブW杯でも見られることを期待しています。
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