今の時期、大相撲九州場所が楽しみです。白鵬の史上一位の32回優勝に注目が集まる場所ですが、平幕に、ここ4場所で42勝2敗という白鵬もびっくりの高勝率を残している力士がいます。それは東前頭8枚目の栃ノ心です。栃ノ心は小結の経験もある実力者ですが、膝の靭帯を断裂する重傷を負い、4場所連続休場で一時幕下55枚目まで番付を下げていました。
今は休場に伴う「公傷制度」がなくなったので、一度全休すると全敗扱いになり、相当番付が下がります。栃ノ心も前頭11枚目→十両筆頭→十両14枚目→幕下15枚目とどんどん番付を下げ、一時は三段目目前の幕下55枚目にいました。しかし、この休場期間を栃ノ心は無駄にしませんでした。幕下優勝のときにNHKで放送したビデオで見たら、上半身の筋肉の付き方が明らかに幕下力士とは違い、一人だけ幕内力士が混ざっているような圧倒的な強さで、14連勝で幕下を2場所で通過します。
もっとも、十両は横綱になるような力士でも容易には突破できない関門で、元幕内のベテランがテクニックで相手を翻弄する難しい地位です。それは十両優勝が多くの場所で11勝4敗や10勝5敗で決まることにも表れています。しかし、栃ノ心はここでも強さを見せ、十両も13勝2敗、15戦全勝とまたも2場所で通過して、今場所は前頭8枚目まで戻ってきました。
特に、十両の15戦全勝は価値があります。過去には北の富士、把瑠都ら3人しかいない記録ですが、私が国技館で生観戦した限りでは栃ノ心にとっては十両も実力が違いすぎて相手にならない印象でした。どうやら、栃ノ心は過去に小結まで行った実力より、強くなって幕内に戻ってきた印象で、今の幕内での成績も6勝1敗と好調です。
栃ノ心は力の強い力士ですが、以前はがっぷりに組んで相手との力比べを挑むなど、相撲が正直すぎて勝てなかった印象です。白鵬には15回対戦して全敗です。しかし、今場所は課題だった立ち合いのスピードも身に着けた印象で、これは先場所の逸ノ城のように、入幕していきなり旋風を起こすこともありうると、期待を持って見ています。
以前、国技館で写真を撮らせてくれた理由で応援していましたが、先日の浦和巡業ではかなりたくさんの力士が写真を撮らせてくれました。これで、嫌いな力士はいなくなりそうです。
今は休場に伴う「公傷制度」がなくなったので、一度全休すると全敗扱いになり、相当番付が下がります。栃ノ心も前頭11枚目→十両筆頭→十両14枚目→幕下15枚目とどんどん番付を下げ、一時は三段目目前の幕下55枚目にいました。しかし、この休場期間を栃ノ心は無駄にしませんでした。幕下優勝のときにNHKで放送したビデオで見たら、上半身の筋肉の付き方が明らかに幕下力士とは違い、一人だけ幕内力士が混ざっているような圧倒的な強さで、14連勝で幕下を2場所で通過します。
もっとも、十両は横綱になるような力士でも容易には突破できない関門で、元幕内のベテランがテクニックで相手を翻弄する難しい地位です。それは十両優勝が多くの場所で11勝4敗や10勝5敗で決まることにも表れています。しかし、栃ノ心はここでも強さを見せ、十両も13勝2敗、15戦全勝とまたも2場所で通過して、今場所は前頭8枚目まで戻ってきました。
特に、十両の15戦全勝は価値があります。過去には北の富士、把瑠都ら3人しかいない記録ですが、私が国技館で生観戦した限りでは栃ノ心にとっては十両も実力が違いすぎて相手にならない印象でした。どうやら、栃ノ心は過去に小結まで行った実力より、強くなって幕内に戻ってきた印象で、今の幕内での成績も6勝1敗と好調です。
栃ノ心は力の強い力士ですが、以前はがっぷりに組んで相手との力比べを挑むなど、相撲が正直すぎて勝てなかった印象です。白鵬には15回対戦して全敗です。しかし、今場所は課題だった立ち合いのスピードも身に着けた印象で、これは先場所の逸ノ城のように、入幕していきなり旋風を起こすこともありうると、期待を持って見ています。
以前、国技館で写真を撮らせてくれた理由で応援していましたが、先日の浦和巡業ではかなりたくさんの力士が写真を撮らせてくれました。これで、嫌いな力士はいなくなりそうです。