今日は冬を思わせる寒い一日で、つい外出がおっくうになり自宅のテレビでナビスコ杯決勝のG大阪対広島を見ていました。この試合は広島が2点を先制しながら、G大阪が3点立て続けに返して逆転勝ちした試合ですが、私の好きな戦術的攻防も見ることができました。
このゲームのポイントは、前半38分に返しておいたG大阪の1点です。広島はこの試合は慎重策で入り、攻撃時の4-1-5はあまり使わず、素早く帰陣して5-4-1を作ることを意識した戦い方でした。ボール支配率はG大阪の方が高くても、後ろの2ラインをしっかり引いておけばG大阪に攻めるスペースを与えないだろうという考えだと思われます。
G大阪は写真で示すように、遠藤をトップ下、明神をアンカーに置いた4-4-2の中盤ダイヤモンドで来ました。確かに、この布陣なら広島が4-1-5で来れば、遠藤が相手のボランチにプレスに行くことができますが、不運なPKで先制され、さらに2点目を失ったことで広島が慎重策を選び、この狙いは空振りかに思えました。
しかし、G大阪が前半のうちに1点返しておいたことは効きました。理由はパトリックの身体能力の高さが使えそうと、ゲームプランを修正できたからです。このゴールは、アシストした遠藤のパス精度が効いたゴールではありましたが、パトリックは川崎、甲府時代からスピードとヘディングの強さを両方持っているFWとして注目していた存在でした。
また、長谷川監督が打ったハーフタイムの交代も当たりました。明神out→大森inの交代でしたが、これで遠藤の位置をボランチに下げて後ろからゲームを作らせたことが効きました。遠藤をマークするためには、どうしても中盤の4枚の高さを上げなければならないという意識が広島に生まれ、その結果広島の後ろの2ラインの間が少しずつですが空いてきました。
スペースがちょっとでもあれば、アーリークロスでも勝てるパトリックの能力は効いてきます。遠藤→宇佐美と回してパトリックを空けた同点ゴールが出ると、最後はこれも長谷川監督の交代策で投入した大森のゴールで勝ち越し、試合はそのまま終わります。
浦和にとっては、厄介な結果になったなというのが正直な感想でしょう。パトリックの身体能力は、わかっていても消すのは難しそうです。しかも、ナビスコ杯のタイトルでG大阪に勢いも出たでしょう。どういう手で来るか、少なくとも広島と同じ手はなさそうだと、早くも11/22決戦を考えています。
このゲームのポイントは、前半38分に返しておいたG大阪の1点です。広島はこの試合は慎重策で入り、攻撃時の4-1-5はあまり使わず、素早く帰陣して5-4-1を作ることを意識した戦い方でした。ボール支配率はG大阪の方が高くても、後ろの2ラインをしっかり引いておけばG大阪に攻めるスペースを与えないだろうという考えだと思われます。
G大阪は写真で示すように、遠藤をトップ下、明神をアンカーに置いた4-4-2の中盤ダイヤモンドで来ました。確かに、この布陣なら広島が4-1-5で来れば、遠藤が相手のボランチにプレスに行くことができますが、不運なPKで先制され、さらに2点目を失ったことで広島が慎重策を選び、この狙いは空振りかに思えました。
しかし、G大阪が前半のうちに1点返しておいたことは効きました。理由はパトリックの身体能力の高さが使えそうと、ゲームプランを修正できたからです。このゴールは、アシストした遠藤のパス精度が効いたゴールではありましたが、パトリックは川崎、甲府時代からスピードとヘディングの強さを両方持っているFWとして注目していた存在でした。
また、長谷川監督が打ったハーフタイムの交代も当たりました。明神out→大森inの交代でしたが、これで遠藤の位置をボランチに下げて後ろからゲームを作らせたことが効きました。遠藤をマークするためには、どうしても中盤の4枚の高さを上げなければならないという意識が広島に生まれ、その結果広島の後ろの2ラインの間が少しずつですが空いてきました。
スペースがちょっとでもあれば、アーリークロスでも勝てるパトリックの能力は効いてきます。遠藤→宇佐美と回してパトリックを空けた同点ゴールが出ると、最後はこれも長谷川監督の交代策で投入した大森のゴールで勝ち越し、試合はそのまま終わります。
浦和にとっては、厄介な結果になったなというのが正直な感想でしょう。パトリックの身体能力は、わかっていても消すのは難しそうです。しかも、ナビスコ杯のタイトルでG大阪に勢いも出たでしょう。どういう手で来るか、少なくとも広島と同じ手はなさそうだと、早くも11/22決戦を考えています。