G大阪戦プレビュー

今日はネタがないので、ちょっと気が早いですが、今週末に迫った天王山、浦和対G大阪戦のプレビュー記事です。皆さんご存知の通り、浦和はこの試合で勝てば優勝決定です。リーグ戦で12得点を挙げているエースストライカー興梠が足の骨折で離脱していますが、横浜FM戦で途中出場の関根が決勝点を決めるなど、日替わりヒーローが出ているのが浦和の強みです。

この試合の鍵は浦和の守備です。G大阪は宇佐美、パトリックの2トップがストロングポイントで、ナビスコ杯の広島戦では2点リードを引いて守ろうとした広島に対し、アーリークロスを次々入れてパトリックの身体能力を生かした結果、見事な逆転勝利につなげました。

パトリック対浦和守備陣はまさにゲームのポイントで、パトリックはスピードもありポストプレーもこなせる万能型FWで、浦和にとっては止め方が難しい相手です。高さだけなら、槙野あたりが工夫すれば封じることもできそうですが、スピードもあるので油断できない相手です。

打ち合いになると厳しい相手なので、浦和としてはロースコアの勝負に持ち込みたいです。終盤まで0-0で推移すれば、逆転優勝にはどうしても勝ち点3が欲しいG大阪が焦ってくるでしょう。浦和GK西川周作のファインセーブも何回かは要ると思います。

相手GK東口も今季は神がかっているいいキーパーですが、このGK対決の勝利を浦和には期待したいです。また、G大阪は普通の4バックの相手なので、浦和が得意とするアウトサイドからの攻撃力は出しやすい相手です。G大阪は、どうしても浦和の1トップ2シャドーを4バックで消す必要があるので、アウトサイドはどちらか片方を見るのが手一杯です。

そのため、浦和の攻撃のキーワードはサイドチェンジです。G大阪の4バックのスライドより先にサイドチェンジをすれば、平川や宇賀神が面白いように空く、ミシャサッカーの長所を発揮できるでしょう。個人的には、平川と交代でピッチに立つ可能性がある関根に、夢よもう一度を期待したいです。