Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

連動性を生かした攻撃(6/3日本対ブルガリア)

2016-06-04 16:28:42 | ワールドサッカー
ようやく、昨日のブルガリア戦のビデオを確認しました。スコアは7-2という日本の圧勝に終わりましたが、ブルガリアもベストに近いメンバーを並べ、次のW杯欧州予選につなげたいという意図は感じました。その大差のついた理由は、ブルガリアのコンディションの悪さが原因だと思います。

ブルガリアは4-4-2の布陣で、サイドハーフの攻撃力を使いたいチームのようでしたが、この試合では日本の中盤の柏木、長谷部のところにチェックに行く動きが遅れていました。ここが楽にボールを持てれば、動き出す岡崎慎司や香川真司などにボールを配球することは難しいタスクではありません。

また、ブルガリアはDFラインがスライドする動きも遅れていました。香川真司のヘディングシュートの場面では、左サイドを抜け出した長友にロングボールがうまく通っています。予選で当たる相手だと、ここには確実に一枚はチェックに来るはずで、今後はそのチェックを受けても同じレベルのクロスを上げられるかが試されることになるでしょう。

今回は親善試合なので交代枠が6つありました。そのため、岡崎慎司、香川真司、清武弘嗣の出た前半から後半は思い切って攻撃陣を総入れ替えしました。ブルガリアが11番、10番を下げて攻撃陣を入れ替えた影響もありますが、交代で出た宇佐美、浅野、原口の中盤はまだそこまでのクオリティは満たしていなかった印象です。

特に、映像では見逃してくれましたが、ブルガリアの2点目の場面は原口のバックパスのミスです。そういう、イージーミスはなくしていかないと、予選では致命傷になる恐れもあります。特に、中東でのアウェイ戦となれば、体力的にもピッチ的にもこの試合よりもっと悪いコンディションでやらなければならないのですからなおさらです。

それでも、日本が持っている高い連動性を生かした攻撃は通用しました。柏木も浦和のときよりもいいプレーをしており、いいパスを出せば皆が動いてくれる代表のレベルの高さが彼の技術を引き出したと思います。こんな試合を、埼スタの最終予選でも見たいと、9月から始まるW杯を賭けた決戦が楽しみになってきました。
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ボスニア・ヘルツェゴビナ戦プレビュー

2016-06-04 15:31:33 | ワールドサッカー
今度の火曜日、日本代表はキリンカップの決勝戦でボスニア・ヘルツェゴビナ(以下ボスニア)代表と大阪の吹田スタジアムで対戦します。日本はブルガリア戦で選手の連動性を発揮して7-2という完勝を収めることができました。中3日や中4日の試合もある最終予選を想定するなら、中3日のボスニア戦も内容の良いサッカーを見せたいです。

ボスニアの来日メンバーを調べましたが、有名なFWエディン・ジェコ(ローマ)やMFプヤニッチ(ローマ)、GKベコビッチなどは来日していません。欧州選手権の出場を逃して、ロシアW杯の予選に向けて新しくチームを作りたいボスニア側の事情を考えれば仕方ないです。

それでも、ボスニアは弱いチームではないと思います。ボスニアは90年代のユーゴスラビア紛争で最も大きな被害を受けた地域ですが、次第に傷跡も癒えてきたようで、2014年ブラジルW杯では悲願の初出場を果たしました。

もともと、この地域はイビチャ・オシム氏が率いて1990年イタリアW杯8強と結果を出した、旧ユーゴスラビアの流れを汲む地域です。当時のチームはその技術の高さから「欧州のブラジル」と呼ばれました。国内組が中心のボスニアですが、一部海外組も加わっており、ブンデスリーガ所属の選手も何人かいます。

もちろん、ボスニアのコンディションにも依存するとは思いますが、もしブルガリアのように動きが鈍ければ一気にたたみかける、そんな強さを日本には期待したいです。キリンカップの優勝もかかりますが、キリンカップ優勝自体には国際的な価値はあまりありません。

しかし、ここで内容のいい試合を見せておけば、最終予選で当たるUAEが日本を警戒して腰の引けた試合をする可能性があります。勝って悪いことはないのです。過去にも、キリンカップでいい内容の試合をした後の予選のオマーン戦で相手が引いてきたこともあります。それをもう一度と期待したいです。
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