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鹿島戦マニアック分析

2016-06-13 22:46:23 | 浦和レッズ
鹿島戦は内容の悪い試合だったので、マニアック分析を書く手は重いですが、今書いておかないと間違いなく忘れるので備忘録として書きます。鹿島サイドの浦和対策として、昨日急造5バックを取り上げましたが、それ以外にも鹿島の工夫は随所に見られました。

以前、浦和の1トップ2シャドーが原口、柏木、マルシオだった頃(2012年)、ミシャサッカーが機能しないときの定番は彼ら3人が前に張り付いてしまうときでした。それを打開するために、武藤や李をシャドーで起用し、彼らがタイミングを見て引き、少し下がった位置でフリーでもらうことをミシャサッカーの進化版にしていました。

鹿島はそれに対しても対策を立てていました。武藤や李が引いてきたときに、ボランチ任せにせず、時と場合によってはCBの植田や昌子までもが武藤や李についていくマークをしていました。とにかく、浦和の1トップ2シャドーは誰かが見て消しに行くという覚悟を込めた浦和対策です。

これを打ち破るためのさらなる対策は、残念ながら浦和サイドにはありませんでした。どうやら、ミシャは支配率を上げてボールを回せば勝てるように思っているのでしょうが、浦和の課題であるセットプレーからの得点がリーグ最下位ということがあるので、鹿島はCKやFKは怖くないと見切っていたようです。

また、昨日も書きましたがその支配率を上げて攻撃する間で、悪い形でボールを失いました。最悪でもクロスを上げて攻撃を完結させないと、後ろが最悪の場合遠藤航、阿部勇樹、柏木の3人しかいないタイミングもあります。そこを、スピードのあるカイオや金崎夢生で突破させれば、2対2や3対3のようなビッグチャンスは作れるというのが鹿島のプランだったと思います。

そのため、「これはやばい」と感じる場面が多かったこの試合の敗戦は必然でした。何か対策を考えないと、全チーム真似する恐れもあります。浦和の今後に暗雲が漂った、そんな敗戦だったと思います。













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