今さらながら、欧州CL決勝のRマドリード(以下レアル)対Aマドリード(以下アトレチコ)のビデオを見ていました。ジダン監督になってから4-3-3と4-1-4-1を使い分ける戦術が機能していたので、レアル優位に運んでのPK決着だと想像していましたが、実際に映像を見るとだいぶイメージの違う内容でした。
先制点は早い時間でFKからセルヒオ・ラモス(4番)のゴールでレアルに入っています。アトレチコは今までのイメージではサガン鳥栖のような2ラインをコンパクトに引いて、中盤を飛ばしてロングボールを蹴ってくるチームだと思っていました。しかし、実際はFWが去年のポストプレーヤー、マンジュキッチからスピード型のFトーレス(9番)、グリーズマン(7番)に変わっていたこともあって、中盤で組み立てることもできるチームになっていました。
また、アトレチコも4-1-4-1のオプションを持っていました。運動量の多いグリーズマンをMFに下げ、ガビ(14番)をアンカーに置くシステムで中盤の制圧を狙ってきました。このアトレチコの策に、レアルは防戦を強いられる展開になります。後半頭にグリーズマンが倒されたPKはグリーズマンがバーに当てて失敗しましたが、レアルは今季アトレチコに1敗1分けという相性の悪さもあって、持ち味の中盤でのキープが難しくなっていました。
それでも、後半30分でリードしていたのはレアルでした。ここでジダン監督は勝負手を打ちます。最後の交代枠でFWのベンゼマ(9番)を下げ、MFのバスケス(18番)を投入して中盤を厚くしました。この時点で、エースCロナウド(7番)が足を気にしており、ロナウドの交代の可能性もありましたが、現役時代に世界一の選手だったジダン監督といえども、ロナウドを下げるのは相当勇気ある決断になります。
これでロナウドを1トップに上げて、交代出場のバスケスとイスコ(23番)で中盤の主導権を取りに行きましたが、最後で守備が持ちこたえられず、カラスコ(21番)の同点ゴールで試合は延長戦になります。延長戦になると、両チームとも動けなくなります。レアルはベイル(11番)が足をつって動けなくなり、アトレチコも左SBの3番とMFの6番が動けなくなって交代と消耗戦になりますが、最後はPK決着になり、ファンフラン(20番)がポストに当てるミスをしたアトレチコが惜しくも欧州王者を逃すことになりました。
世界の強豪、レアルといえどもここまで苦しむのかと、アトレチコが見せた試合内容は驚きでした。アトレチコのシメオネ監督、相当の強豪チームからオファーが来るのではと思いました。
先制点は早い時間でFKからセルヒオ・ラモス(4番)のゴールでレアルに入っています。アトレチコは今までのイメージではサガン鳥栖のような2ラインをコンパクトに引いて、中盤を飛ばしてロングボールを蹴ってくるチームだと思っていました。しかし、実際はFWが去年のポストプレーヤー、マンジュキッチからスピード型のFトーレス(9番)、グリーズマン(7番)に変わっていたこともあって、中盤で組み立てることもできるチームになっていました。
また、アトレチコも4-1-4-1のオプションを持っていました。運動量の多いグリーズマンをMFに下げ、ガビ(14番)をアンカーに置くシステムで中盤の制圧を狙ってきました。このアトレチコの策に、レアルは防戦を強いられる展開になります。後半頭にグリーズマンが倒されたPKはグリーズマンがバーに当てて失敗しましたが、レアルは今季アトレチコに1敗1分けという相性の悪さもあって、持ち味の中盤でのキープが難しくなっていました。
それでも、後半30分でリードしていたのはレアルでした。ここでジダン監督は勝負手を打ちます。最後の交代枠でFWのベンゼマ(9番)を下げ、MFのバスケス(18番)を投入して中盤を厚くしました。この時点で、エースCロナウド(7番)が足を気にしており、ロナウドの交代の可能性もありましたが、現役時代に世界一の選手だったジダン監督といえども、ロナウドを下げるのは相当勇気ある決断になります。
これでロナウドを1トップに上げて、交代出場のバスケスとイスコ(23番)で中盤の主導権を取りに行きましたが、最後で守備が持ちこたえられず、カラスコ(21番)の同点ゴールで試合は延長戦になります。延長戦になると、両チームとも動けなくなります。レアルはベイル(11番)が足をつって動けなくなり、アトレチコも左SBの3番とMFの6番が動けなくなって交代と消耗戦になりますが、最後はPK決着になり、ファンフラン(20番)がポストに当てるミスをしたアトレチコが惜しくも欧州王者を逃すことになりました。
世界の強豪、レアルといえどもここまで苦しむのかと、アトレチコが見せた試合内容は驚きでした。アトレチコのシメオネ監督、相当の強豪チームからオファーが来るのではと思いました。