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神戸戦マニアック分析

2016-06-27 22:54:16 | 浦和レッズ
浦和の3連敗時は相手のカウンター狙いに対応が効いていませんでした。アウトサイドかシャドーから取ってボールを縦に出し、スピードかテクニックでバイタルエリアに唯一残る柏木のマークを外せば、比較的容易に3対3や2対2のビッグチャンスを作れる、その狙いにはまっていました。

今回、浦和の最終ラインは槙野の出場停止で右から遠藤、那須、森脇の急造コンビでした。この試合に限れば、急造コンビだったことが浦和に優位に作用しました。右ストッパーの遠藤が無理に前に行かなかったからです。中央の那須はカバーリングタイプのDFで、去年このポジションのレギュラーだったので慣れてはいますが、遠藤と比べると信頼性に差があり、たまに「やらかし」ます。

その「やらかし」たときに、同じようなカバーリングタイプの遠藤が残っていてピンチを防いでくれたのが効きました。このポジションが森脇と槙野だと、両者とも行きたがってしまう恐れがありました。

攻撃は、昨日も書きましたが、数的同数を恐れずに相手に果敢に仕掛けたのが効きました。浦和の4-1-5に対して5バックで守ってきても、パワーなりテクニックなりで一人抜いてしまえばその狙いは無にできます。特に面白い存在だったのは、駒井の「1対1スペシャリスト」としての能力の高さです。

彼は京都時代は右のサイドハーフだったので、アウトサイドとしての守備力はまだまだですが、瞬間的なキレは持っています。ゴールライン際までえぐってマイナスのパスを出すプレーが、今回実際に得点につながりました。関根や宇賀神が夏場でへばる可能性があるので、駒井がいつでもいける状態なのは安心感を得ました。

李の高さ、興梠のスペースをかぎ分ける嗅覚など、この日の浦和はいろんな面でいいところが出ました。この試合をいつもできるようになれば、2ndステージ以降は十分期待できる、そう思った試合後でした。



















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