欧州選手権、興味はありますが忙しくて週1試合しか見られません。その中では、グループリーグのポルトガル対ハンガリーに注目したのでビデオを見ました。ポルトガルは4-4-2でサイドハーフが高く張る従来型のシステムでした。2トップのロナウド(7番)、ナニ(17番)がスピード型なので、中盤で組み立てて彼らのスピードを生かす形を作りたいところでした。
これに対し、なかなか欧州予選を突破してW杯に出てこられないので、見る機会は初めてだったハンガリーの戦い方は注目でした。テレビでは「堅守速攻」とだけ言っていましたが、サイドハーフのジュジャーク(7番)、ロブレンチチ(14番)の位置を下げて中盤を下げて、後ろのラインとコンパクトに保ってくるサッカーでした。
このサッカーは、Jリーグで言えばサガン鳥栖のサッカーと似ています。こういうサッカーにはFWはボールを収められるポストプレーヤーの方が向いており、実際ハンガリーのFWはサライ(9番)という強力なポストプレーヤーでした。長いボールを収めて、長い距離を上がるジュジャークを間に合わせる動きがハンガリーはできていました。
これに対し、ポルトガルは狙いにはまってしまった格好です。解説のセルジオ越後氏が「ポルトガルはRマドリードより弱い」と断言していましたが、確かにロナウドを生かすための中盤の構成力が足りない印象を受けます。この試合は3-3という乱戦の決着になりましたが、ロナウドの個人技に何とかしてもらったポルトガルは3度もリードを許す苦しい展開を強いられました。
それでも、ポルトガルのサントス監督の打った交代の手は当たりました。後半頭のモウチーニョ(8番)out、レナト・サンチェス(16番)inという交代でしたが、さばくタイプのモウチーニョより、積極的にもらいに行くタイプのレナト・サンチェスが入ったことで、ポルトガルは中盤の底でボールを落ち着かせることができるようになりました。
もちろん、ポルトガル歴代最強チームだった、2006年ドイツW杯当時のフィーゴ、ロナウド、デコ、マニシェ、コスチーニャという、中盤だけですべて組み立てからフィニッシュまでやり切ってしまう、あの黄金時代に比べると迫力は足りません。それでも、ロナウドという切り札は強力なので、いいボールをうまく入れてやれれば上位進出の可能性も感じた試合ではありました。
これに対し、なかなか欧州予選を突破してW杯に出てこられないので、見る機会は初めてだったハンガリーの戦い方は注目でした。テレビでは「堅守速攻」とだけ言っていましたが、サイドハーフのジュジャーク(7番)、ロブレンチチ(14番)の位置を下げて中盤を下げて、後ろのラインとコンパクトに保ってくるサッカーでした。
このサッカーは、Jリーグで言えばサガン鳥栖のサッカーと似ています。こういうサッカーにはFWはボールを収められるポストプレーヤーの方が向いており、実際ハンガリーのFWはサライ(9番)という強力なポストプレーヤーでした。長いボールを収めて、長い距離を上がるジュジャークを間に合わせる動きがハンガリーはできていました。
これに対し、ポルトガルは狙いにはまってしまった格好です。解説のセルジオ越後氏が「ポルトガルはRマドリードより弱い」と断言していましたが、確かにロナウドを生かすための中盤の構成力が足りない印象を受けます。この試合は3-3という乱戦の決着になりましたが、ロナウドの個人技に何とかしてもらったポルトガルは3度もリードを許す苦しい展開を強いられました。
それでも、ポルトガルのサントス監督の打った交代の手は当たりました。後半頭のモウチーニョ(8番)out、レナト・サンチェス(16番)inという交代でしたが、さばくタイプのモウチーニョより、積極的にもらいに行くタイプのレナト・サンチェスが入ったことで、ポルトガルは中盤の底でボールを落ち着かせることができるようになりました。
もちろん、ポルトガル歴代最強チームだった、2006年ドイツW杯当時のフィーゴ、ロナウド、デコ、マニシェ、コスチーニャという、中盤だけですべて組み立てからフィニッシュまでやり切ってしまう、あの黄金時代に比べると迫力は足りません。それでも、ロナウドという切り札は強力なので、いいボールをうまく入れてやれれば上位進出の可能性も感じた試合ではありました。