出遅れましたが、サウジアラビア対日本の後半の印象です。サウジは後半の頭から、1トップのアルサハラウィを下げてスピード型のスーパーサブ、ファハド・アルムワラド(19番)を投入してきました。UAEとのホーム戦で2得点を決めるなど決定力のあるFWで、前半からSBを上げてきた日本のサイドをスピードでえぐろうとするのが狙いだったと思います。
サイドハーフのヤヒアやナワフとの交代でサイドに固定されていれば、そのサイドに長友を置いて「ファハド番」にするなどの対応も可能だったでしょうが、FWに入ったことでファハドは左右関係なしに仕掛けてきました。もともと、CBのスピードはそれほどではない日本にとって、厄介な相手が入ってきました。
前半から、日本の中盤はきつそうだという嫌な予感はしていました。まず、ハリル監督は後半頭から本田圭佑に代えて浅野を入れて右サイドの攻撃の活性化を狙ってきました。しかし、この日の日本は大迫がいなかったことで、ボールを収めておけるポイントがないという課題がありました。そのため、浅野を生かそうとするあまり、DFラインからロングボールを蹴ってしまい、追いつけるのが浅野だけになってしまい孤立する課題がありました。
その課題は最悪の形で表に出てしまいます。後半20分ほどで、相手はトップ下のタイシールにうまく収めてからのスルーパスで、ファハドがゴールを決めて先制します。サウジは、猛暑のコンディションを利用して自陣に2ラインを引き、日本に後ろでボールを持たせて逃げ切る手を使ってきました。
この後の日本は悲しいくらいの出来になってしまいました。4バックと3ボランチが押し上げられなくなり、前と後ろの連係がまったく取れなくなってしまい、ただ浅野めがけてロングボールを蹴るだけの攻撃に終始することになりました。これでは、名将ファンマルバイク監督が率いる試合巧者のサウジに勝つのは厳しい展開です。
結果は0-1で日本の敗戦に終わりました。これだけの内容の悪さを見てしまうと、最終戦に突破を持ち越さずに済んだことが幸運だったと言うしかありません。それだけ、敵地での試合は何が起こるかわからないことの証明で、まだまだアジアでなすべきことはいくらでもあると、中東でのアウェイ戦の難しさを改めて実感します。
サイドハーフのヤヒアやナワフとの交代でサイドに固定されていれば、そのサイドに長友を置いて「ファハド番」にするなどの対応も可能だったでしょうが、FWに入ったことでファハドは左右関係なしに仕掛けてきました。もともと、CBのスピードはそれほどではない日本にとって、厄介な相手が入ってきました。
前半から、日本の中盤はきつそうだという嫌な予感はしていました。まず、ハリル監督は後半頭から本田圭佑に代えて浅野を入れて右サイドの攻撃の活性化を狙ってきました。しかし、この日の日本は大迫がいなかったことで、ボールを収めておけるポイントがないという課題がありました。そのため、浅野を生かそうとするあまり、DFラインからロングボールを蹴ってしまい、追いつけるのが浅野だけになってしまい孤立する課題がありました。
その課題は最悪の形で表に出てしまいます。後半20分ほどで、相手はトップ下のタイシールにうまく収めてからのスルーパスで、ファハドがゴールを決めて先制します。サウジは、猛暑のコンディションを利用して自陣に2ラインを引き、日本に後ろでボールを持たせて逃げ切る手を使ってきました。
この後の日本は悲しいくらいの出来になってしまいました。4バックと3ボランチが押し上げられなくなり、前と後ろの連係がまったく取れなくなってしまい、ただ浅野めがけてロングボールを蹴るだけの攻撃に終始することになりました。これでは、名将ファンマルバイク監督が率いる試合巧者のサウジに勝つのは厳しい展開です。
結果は0-1で日本の敗戦に終わりました。これだけの内容の悪さを見てしまうと、最終戦に突破を持ち越さずに済んだことが幸運だったと言うしかありません。それだけ、敵地での試合は何が起こるかわからないことの証明で、まだまだアジアでなすべきことはいくらでもあると、中東でのアウェイ戦の難しさを改めて実感します。