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Kobby loves 埼玉&レッズ

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動いていなかった相手(9/27上海上港対浦和)

2017-09-28 21:44:24 | 浦和レッズ
昨日の浦和レッズのACL準決勝、上海上港とのアウェイ戦は1-1の引き分けに終わりました。この引き分けは非常に大きなもので、ホーム埼玉スタジアムで勝てば文句なし、引き分けでも0-0なら決勝進出という条件にすることができました。第2戦に有望な点差で帰ってくる、目標は十分達成することができました。

いつものあまのじゃくで、上海上港の動きを序盤は追ってみました。確かに、オスカル、フッキ、エウケソンとブラジル代表クラスを揃えた個人技は相当のレベルで、フッキは豪快なミドルシュートで先制点を挙げることもしていましたが、しばらく見ていると「上海上港は動かない」というのがわかってきました。

特に、トップ下の選手が浦和のボランチにプレスをかけてこないので、浦和は低い位置では比較的楽にボールを持つことができていました。そんな動かないチームを、フッキやオスカルに自由に個人技を発揮させることで勝ってきたチームだと、ある程度見えてきました。ただ、上海上港はカウンターで人数をかけることはできていました。

そんなカウンターに対する浦和の守備は工夫していました。まずは、フッキの圧倒的な個人技は、チームで一番身体能力の高い槙野をマークに当たらせることで後半は封じました。ウズベキスタン代表ボランチ、アフメドフのドリブルも、長澤や青木が送らせて人数をかける中盤の守りで、ある程度抑えることができました。

次第に、その個人技頼みが効かなくなってきたことで、上海上港は明らかに苛立ってきました。これは浦和の狙い通りのシナリオです。もちろん、オスカルのFKがポストを叩いたという幸運にも救われた引き分けですが、相手に嫌なイメージを与えて第二戦を迎えることは十分達成だと思います。

また、浦和というチームは柏木のチームとも感じます。同点ゴールだけでなく、ボールが真ん中で収まり、サイドのラファエル・シルバや武藤が思い切って前に行けるところは柏木の効果だと思います。負傷がちな柏木はACLに照準を合わせた調整をしているらしく、リーグ戦で彼に頼れないのは残念ですが、ACLを優勝してくれればそれもすべてOKです。
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