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Kobby loves 埼玉&レッズ

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ACL川崎F戦マニアック分析2

2017-09-14 22:25:06 | 浦和レッズ
昨日の川崎戦の逆転勝利、ポイントは2か所だったと思います。まずは、川崎が車屋を退場で失った後の対応です。川崎ベンチは、定石通り前の選手を下げて、車屋の位置の左SBを補充する交代をしてくることは予想できます。ここで鬼木監督の決断は中村憲剛を下げて田坂を入れるものでした。

おそらく、運動量を考慮して、中村憲剛より動ける選手を残したかったのでしょうが、これによって川崎のカウンターがまったくつながらなくなってしまいました。中村憲剛が脅威なのは、先制点につながるスルーパスを出すなど明らかで、川崎がどこにボールを収めていいかわからなくなることになりました。ここで家長か阿部浩之を下げていればどうだったかという思いはあります。

次のポイントは、後半に打った堀監督の勝負手です。多くのCKを獲得するものの点にならない、しびれる展開で堀監督は、DFマウリシオを下げてFWのズラタンを入れる交代を打ちました。これはかなり思い切った手でした。アウェーゴールを考えると、川崎に2点目を入れられると試合が終わってしまうので、後ろを森脇、阿部勇樹、槙野の3バックにしてくるこの手はどうかと思ったのは正直なところです。

しかし、この手は見事に正解でした。CKは15本近くあったので、高さが必要とみてのズラタン投入でしたが、見事に柏木のCKがズラタンの頭に合って2点目を入れて追い上げることに成功します。最後は矢島を下げて駒井を入れて、3-4-3で興梠とズラタンとラファエル・シルバをCFにする、前がかりの布陣で総攻撃を仕掛けます。

これが効いて、浦和は延長に持ち込むことなく、90分で逆転することに成功します。また、交代以外のポイントは柏木の復帰でした。柏木は後ろでさばける、浦和では代えの効かない選手で、柏戦の敗戦は彼がいなかったこともあると思います。柏木一人入るだけで、これほどボールが回るのかと驚くほどのボール支配率を実現しました。

この結果、浦和はACL準決勝進出です。準決勝の相手は上海上港(中国)です。オスカル、フッキというブラジル代表クラスを誇る強力な攻撃力がありますが、1次リーグでの対戦は1勝1敗と勝てない相手ではありません。ここまで来たら決勝に行きたいと、サポーターなら誰もが思うはずで、久しぶりに気持ちの踊る試合が来ました。
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